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「いい介護」の入居相談員のご紹介
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高橋 弘美
担当エリア:東海・北陸
相談員歴:2007年~
蓄積してきた知見をもって、より良いご提案をする。それが、私たちプロの入居相談員の仕事だと思っています
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北野 優
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僕たちは老人ホーム紹介の道先案内人として、介護で困っている方の支えになってあげたいんです
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髙橋 邦弘
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「私がすべてやらなきゃ」という介護より、距離を取る介護の方が良い結果になることが多いです
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高田 実
担当エリア:関東・東北・北海道
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塚本 寛和
担当エリア:関東・東北・北海道
「在宅介護を続けた方がお客様が幸せになる」と考えたら、施設に入居すること自体をおすすめしないこともあります
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飯泉 貴史
担当エリア:関東・東北・北海道
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お客さまのご家族の一員として、施設探しに参加させていただいている。そんな気持ちでご相談をお受けしています
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介護の基礎知識
老人ホーム、介護施設の種類や費用、選び方や介護の仕方などについて、
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「病院じゃなくて大丈夫?」老人ホームでの看取り介護とターミナルケアの違いとは
90代前半の母が老人ホームに入居しています。ここ最近、体力の低下が目立ち、「最期のときが近いのかもしれない」と感じることもあります。 病院ではなく、今のホームで看取ってもらうことになるかもしれないと考えると、不安を覚えます。 老人ホームで行われる「看取り介護」とはどのようなものか、また「ターミナルケア」とはどのように違うのか教えてください。 (門松さん・会社員・61歳) ご家族が高齢になると、「もしものとき、どんな最期を迎えるのが良いのか」を考える機会が増えてきますね。特に老人ホームでの看取りについては、「本当に医療的な対応ができるの?」「苦しまずに過ごせるの?」といった不安を抱かれる方がとても多いです。今回は、老人ホームで行われる「看取り介護」と「ターミナルケア」との違い、そして実際のサポート内容について、できるだけ分かりやすくお話ししたいと思います。 「看取り介護」は、“その人らしい最期”を支えるケアです まず「看取り介護」とは、入居者の方が“人生の最終段階”を迎えたときに、延命治療ではなくその人らしい最期を迎えられるよう支える介護のことを指します。老人ホームでは、入居者の体調変化を日々見守る中で「そろそろお身体が最終段階に入ってきた」と判断されると、ご家族・医師・看護師・介護スタッフが話し合い、“どのような最期を迎えたいか”を共有します。そして、その意思に基づいて、穏やかで苦痛の少ない時間をサポートするのが「看取り介護」です。 なるほど。つまり、“命を延ばす治療”ではなく、“穏やかに見送る介護”ということですね。 そうですね。病院では延命治療が前提になることが多いですが、老人ホームの看取り介護は「自然な流れの中で、その方の尊厳を守る」ことを大切にします。例えば、無理な点滴や経管栄養を避け、口から食べられる範囲で好物を口にしてもらう、痛みや不安を和らげるケアを中心に行います。また、体位変換や清拭、口腔ケアなど、身体的な苦痛を少しでも軽減する介助も丁寧に行われます。 「ターミナルケア」との違いは、ケアを行う“場”と“視点” ターミナルケア」という言葉もよく聞きますが、これは「看取り介護」と同じではないんでしょうか? 混同されやすいですが、少し違いがあります。「ターミナルケア」は医療の現場で使われる言葉で、がんの末期など、治療が難しい状態になった患者さんに対して行われる“医療的ケア”を指します。主な目的は、痛みや呼吸困難などの身体的苦痛を軽減し、精神的にも穏やかに過ごせるようにすること。医師や看護師が中心です。一方で、「看取り介護」は、介護施設の現場で行われる生活支援を含んだケアです。医療的な処置は往診医や訪問看護師と連携しながら行いますが、日々寄り添って支えるのは介護スタッフです。つまり、“医療中心のケア”がターミナルケア、“生活に寄り添うケア”が看取り介護と考えると分かりやすいと思います。 なるほど、ターミナルケアは病院的な医療、看取り介護は生活の場での支援なんですね。 実際の「看取り介護」の流れ 実際に、どのような流れで看取り介護が行われるんでしょうか? 施設によって多少の違いはありますが、一般的には次のような流れになります。 体調の変化を確認 医師の診察と「看取り期」の判断 看取り介護の同意とケア方針の決定 日常生活のサポートと苦痛緩和 ご家族への連絡・見守り 看取り後のサポート 体調の変化を確認 まずは、日々の介護やバイタルチェック(体温・血圧・脈拍など)を通じて、わずかな変化を見逃さないことからです。「食欲が落ちてきた」「眠る時間が増えた」「反応がゆっくりになった」――そうした小さなサインをスタッフが敏感にキャッチします。介護職員や看護師は毎日状態を共有し、必要に応じて医師へ早めに報告。「以前と違う」と感じたら、チーム全体で話し合いながら対応していきます。この段階での観察と判断が、穏やかな看取りにつながる大切な第一歩です。 なるほど……。日々の様子を丁寧に見てくれているんですね。そのあと、医師が判断するんですか? 医師の診察と「看取り期」の判断 そうです。往診医が診察を行い、「これからは延命治療よりも安らかに過ごすことを優先したい」という段階に入ったと判断した場合、ご家族と話し合いの場を設けます。このときに大切なのが、ご本人やご家族の思いを共有すること。「苦しませたくない」「自然な形で見送りたい」「痛みだけは取ってほしい」など、さまざまな希望を伺いながら、医師・看護師・介護スタッフが一緒に方針を考えます。ここからが、看取り介護の本格的な始まりです。 家族の希望もきちんと聞いてもらえるんですね。延命をどうするかって、すごく悩ましいところですから。 看取り介護の同意とケア方針の決定 そうですよね。実際に、多くのご家族が一番迷うのがこの段階です。ホームでは、医師・看護師・介護職員が同席して、ケアの具体的な方針を一緒に話し合います。「点滴を続けるか」「酸素吸入を使うか」「痛み止めはどの程度使うか」といった医療的な内容から、「できるだけベッドの位置を窓際にしてほしい」「好きな音楽を流したい」など生活面の要望まで、細かく共有します。書面で同意を交わすこともありますが、それはご本人の最期を“どう生きるか”をチームで確認するためのものなんです。ご家族が納得してケアに臨めるよう、スタッフ全員がサポートします。 医療だけでなく、生活のことも一緒に考えてくれるのはありがたいですね。その後は、具体的なケアが始まるわけですか? 日常生活のサポートと苦痛緩和 はい。看取り期に入っても、「その人らしい日常」をできるだけ大切にします。たとえば、清拭(からだを拭くケア)や口腔ケア、保湿ケアなどを丁寧に行い、清潔で気持ちの良い状態を保ちます。痛みや息苦しさを感じている場合は、姿勢を変えたりクッションを工夫したりして、少しでも楽に過ごせるようにします。また、意識があるうちは、好物を少し口にしてもらったり、好きな音楽をかけたり、スタッフが手を握って声をかけたりと、心のケアにも力を入れています。ご家族がいらっしゃるときには、一緒に思い出話をしたり、静かに寄り添ったり。「その人らしく最期まで生きる」ためのサポートを、チーム全体で行います。 そういうケアをしてもらえるなら、本人も安心できますね。家族としては、最期のときにちゃんと会えるのかも気になります。 ご家族への連絡・見守り そこは多くの方が気にされるところです。容体に変化が見られたときは、24時間体制でご家族へ連絡を入れます。夜中や早朝でも「今、少し状態が変わりました」とすぐに知らせてくれます。最期の時間を家族が一緒に過ごせるよう、スタッフも最大限に配慮します。照明を落として静かな空間をつくったり、宗教的な祈りの時間を設けたりと、ご本人・ご家族・スタッフが心をひとつにして見送る瞬間を大切にしているんです。 最後の時間をきちんと一緒に過ごせるのは、すごくありがたいです。その後のことも、ホームでサポートしてもらえるんでしょうか? もちろんです。ご本人が旅立たれたあとは、スタッフが丁寧にお体を清め、衣服を整え、静かにお別れの準備を進めます。ご家族の心が少しでも落ち着くように、葬儀社への連絡や搬送の段取りをお手伝いすることもあります。長い時間を共に過ごしてきた職員にとっても、「お見送り」は大切な仕事です。涙ぐみながら「今までありがとうございました」と声をかけるスタッフも少なくありません。“最期まで人として寄り添う”――それが看取り介護の本質なんです。 お話を聞いて、すごく安心しました。母が信頼しているスタッフの方々に囲まれて過ごせるなら、それが一番かもしれませんね。 そうですね。病院のような医療的な対応とは少し違いますが、ホームでの看取り介護には“その人らしい穏やかな最期”を実現できる良さがあります。医療と介護が協力し、ご家族と一緒に支えることで、「安心して最期まで過ごせる場所」をつくっていくんです。 看取り介護を行うホームを選ぶ際のポイント ホームによっては、看取りができないところもあるんですよね? はい、その通りです。すべての老人ホームが看取り対応をしているわけではありません。医療体制が整っているホームや、看護師が24時間常駐しているホームは看取り対応が可能なことが多いですが、介護職員だけの施設では難しい場合もあります。「看取り可」を謳っている施設の中でも、良い施設を探すポイントは以下の通りです。 「看取り介護加算」を算定しているか 協力医療機関との連携体制があるか 実際に看取りの実績があるか 正直、母の“最期”をどこで迎えるか考えるのはつらいです。でも、決めておかないといけませんよね。 そうですね。でも、「看取り=悲しいこと」だけではありません。住み慣れた場所で、顔なじみの職員に囲まれて穏やかに過ごす時間をつくることは、ご本人にとってもご家族にとっても大きな意味があります。多くのご家族が、「最後まで自分らしくいられた」「最期の時間を一緒に過ごせてよかった」とおっしゃいます。ですから、今のうちに施設のスタッフや主治医と話し合い、「母がどんな時間を望むのか」を共有しておくことが大切だと、私は思います。 ありがとうございます。少し心が軽くなりました。母が安心して過ごせるように、そして私自身が後悔しないように、ホームの方とよく話し合っていきたいと思います。 看取り介護=「その人らしい最期」を支える生活支援 ターミナルケア=医療中心の終末期ケア 看取り対応ホームを選ぶ際は体制・実績を確認 「どこで」「どう過ごすか」を早めに話し合うことが安心につながる pre { margin: 40px 0; background: #333; padding: 20px; color: white; overflow: scroll; line-height: 1.1; } pre:before { content: '[sample]'; white-space: pre; display: block; margin: 0 0 15px 0; }
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老人ホーム入居にあたって身元保証人問題が発生!隣家のおばあさんの力になりたいです
うちの隣に一人暮らしのおばあさんがいるんです。もう80代半ばくらいで、近所づきあいも長いんですけど、最近は体の動きがかなり不自由になってきて……。 この前、民生委員の方が来て「そろそろ介護が必要かもしれませんね」と話していました。私もできる範囲ではお手伝いしてきましたが、これ以上となると正直、限界です。 おばあさん自身も「施設に入るのも仕方ないかな」と言っているのですが、身寄りがなくて保証人になれる人もいません。そういう場合でも、老人ホームって入れるんでしょうか? (伊藤さん・79歳) とても優しいお付き合いをされていますね。こうしたご相談、実は増えているんです。「身寄りがなく、保証人がいないけれど、施設に入りたい」という方は、年々多くなっています。結論から言うと、「保証人がいなくても入居できる老人ホームはあります」。ただし、その場合は施設側の受け入れ体制や入居契約の仕組みによって、条件が変わります。 元気なシニア向けの老人ホーム・介護施設を探す そもそも、保証人は何のために必要なのか そもそもなんですが、老人ホームへの入居にはなんで保証人が必要なんでしたっけ? 老人ホームが保証人を求める主な理由は、入居者の「生活や契約を支える存在」が必要だからです。例えば、次のような手続きが必要な場合に、入居者の代わりに責任を負ってくれる人がいないと、施設としても担保がなく不安になってしまいます。 入居費や利用料の支払いが滞ったときの連絡先が必要な場合 医療行為や緊急搬送時の同意者が必要な場合 万が一亡くなった場合の遺品整理や退去手続きが必要な場合 ただし、近年は「身元保証人がいなくても入れる仕組み」を整えている施設も増えています。 それは、どんな仕組みですか? たとえば「身元保証代行サービス」や「成年後見制度」を利用する方法があります。最近では、身寄りがない高齢者が安心して施設に入れるよう、民間の保証代行会社が増えました。これらの会社が、契約時や入居中の「緊急連絡先」「医療同意」「死後の手続き」などを引き受ける形です。また、判断能力に不安がある場合には、家庭裁判所を通じて成年後見人をつける方法もあります。後見人が財産管理や契約行為を担うことで、施設側も安心して受け入れやすくなります。 そんな制度があるんですね。でも、おばあさんはお金も多くはなさそうで……。代行会社を頼むと費用がかかりますよね? そうですね。民間の身元保証代行は、契約内容にもよりますが、数十万円単位の費用が発生するのが一般的です。ただし、経済的に難しい場合は、自治体の支援制度や地域包括支援センターに相談してみることをおすすめします。川崎市にも「身寄りのない高齢者支援」や「福祉型成年後見制度利用支援事業」などがあります。対象者であれば、費用の一部を助成してもらえることもあります。 そうなんですね。でも、保証人がいないと嫌がられる施設も多いんじゃないですか? 確かに、以前はそうでした。しかし今は事情が変わりつつあります。 [blogcard url="https://e-nursingcare.com/guide/choice/guarantor-need/"] 施設側も“柔軟な受け入れ”を始めている 高齢化と単身世帯の増加により、保証人がいないことは珍しくなくなっています。そこで、社会福祉法人系や自治体連携型の施設では、「保証人がいなくても入居可」という方針を打ち出すところが増えています。また、最近は「緊急時連絡先は行政職員でも可」など、柔軟な対応をする施設もあります。実際、私がご案内したケースでも、「民生委員+地域包括支援センターの連携」で入居が決まった方がいましたよ。 なんだか少し安心しました。でも、こういう話をおばあさんにどう切り出せばいいか、迷ってしまいます。 とても大事なポイントですね。おばあさんの“気持ち”を尊重しながら進めることが、何よりも大切です。いきなり「施設に入りましょう」と伝えると、拒否反応を示す方もいます。ですから、まずは「体の負担を減らす方法を一緒に考えませんか?」といったやわらかいアプローチから始めるといいでしょう。そのうえで、「今後の暮らしを安心して続けるために、施設を見てみるのも一つの方法ですよ」と提案してみてください。 “相談の場”をつくることが第一歩 まずは相談の場をつくるのがおすすめです。たとえば地域包括支援センターに「身寄りのない高齢者の施設入居について相談したい」と電話してみてください。担当のケアマネジャーや社会福祉士が、現状を聞きながら必要な支援制度を提案してくれます。そのうえで、私たちいい介護」入居相談室にご相談いただければ、条件に合った施設をご紹介できます。 [staff_banner] ありがとうございます。おばあさんのように、家族のいない方が安心して暮らせる場所を見つけられるといいですよね。 本当にそう思います。今の時代、「身寄りがない」「保証人がいない」ことは、もう特別な事情ではありません。だからこそ、施設側も地域も、そうした方々を支える仕組みづくりを進めています。川越さんのように気にかけてくれる方の存在が、入居実現の大きな力になることも多いです。「保証人がいない=入れない」と思い込まず、まずは相談から始めてみてください。それが、おばあさんにとっての“安心への第一歩”になると思いますよ。
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老人ホームのレクリエーションは参加必須?
ホームの紹介ページを見ると、「レクリエーションが充実」「毎日イベントを開催」といった言葉が目立ちます。 でも、父はもともと人づきあいが苦手で、旅行やカラオケなどにも積極的ではありません。そんな父でも、入居してやっていけるのか不安です。 レクリエーションって、やっぱり参加しないといけないんでしょうか? レクリエーションが苦手で、静かに過ごしたい――そんな方も少なくありません。20年近く老人ホームの入居相談を受けてきましたが、実は“にぎやかな場が得意ではない”というお悩みはとても多いんです。老人ホームと聞くとイベント中心のイメージがありますが、今は“自分のペース”を大切にできる施設も増えています。今回は、一人の時間を楽しみたい方に合うホームの選び方を、お教えしますね。 レクリエーションは「参加自由」が基本 最近、父の介護が必要になりそうで、老人ホームを調べているんです。でも、どこの施設も「レクリエーションが豊富」「イベントが毎日」と書いてあって……。父は昔から集団行動が苦手で、一人で静かに過ごすのが好きなんです。そういう人でも、やっていけるものなんでしょうか? お父さまのような方、実はとても多いですよ。私が相談を受けてきた中でも、「にぎやかなことは苦手」という方は全体の3〜4割はいます。まず安心していただきたいのは、レクリエーションは基本的に“参加自由”だということ。強制ではありませんし、参加しないからといって職員の対応が変わることもありません。 そうなんですね。なんとなく「みんなでやるもの」という印象があったので……。 そう思われる方が多いんです。ただ、施設によって“自由”の度合いには差があります。たとえば、毎朝10時に体操、午後はカラオケ、夕方は脳トレ――と一日のスケジュールがきっちり決まっているところもあります。そうなると、「今日は休みたい」と言いづらい雰囲気になることもあります。 たしかに、それだと父は疲れてしまいそうです……。 一方で、「その人の体調や気分を尊重する」方針を掲げているホームもあります。職員が「今日は無理なさらなくて大丈夫ですよ」と声をかけてくれるような。つまり、同じ“参加自由”でも、施設の雰囲気次第で“過ごしやすさ”は大きく変わるんです。 参加しなくても孤立しない。いまは“多様な暮らし”を認める時代 でも、みんなが参加している中で自分だけ部屋にいたら、孤立してしまわないですか?父は社交的ではないので、そのあたりも心配です。 そこもよくある不安ですね。でも最近のホームは、“それぞれのペースを尊重する”という考え方が広がっています。たとえばある施設では、午前中に入居者さん同士で集まって体操をしている人もいれば、居室で新聞を読んでいる人もいる。でも、どちらも自然に受け入れられています。 そういう雰囲気なら、父も安心できそうです。 一人でゆっくりできているからといって、職員がほったらかしにしているわけではなく、「今日はお部屋でゆっくりされていましたね」と、ちゃんと見てくれています。無理に誘うよりも、「自分の時間を尊重してくれる」関わりのほうが信頼関係が築けるんです。ただ、最近は“孤立”という言葉の受け止め方も変わってきています。「一人でいる=孤独」ではなく、“一人の時間を楽しむ”という価値観がちゃんと理解されるようになっているんです。読書や音楽、散歩など、自分の時間を上手に過ごす方もたくさんいらっしゃいますよ。 “静かに過ごしたい人”に合うホームとは? 父のような、ひとり時間を好むような人に向いた施設の種類って、どんなものがあるんでしょう? お父さまのように「自分のペースを大切にしたい」方には、「住宅型有料老人ホーム」や「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」が向いています。 [blogcard url="https://e-nursingcare.com/guide/kinds/type_yuryou/jutakugata/"] [blogcard url="https://e-nursingcare.com/guide/kinds/sakouju/"] 名前は聞いたことがありますが、介護が必要でも大丈夫なんでしょうか? 介護が必要なときは、外部の訪問介護を利用するので問題ありません。介護サービスを受けながらも生活リズムは自分で決められる。「朝はゆっくり起きたい」「夜は静かに本を読みたい」――そんな暮らし方がしやすいのが、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の特徴なんです。 老人ホーム見学のコツは、“空気”を感じ取ること どのような雰囲気の老人ホームか……というのは、やはり現地を見学してみないとわからないですかね? そうですね。我々のような老人ホームの入居相談員も知ってはいますが、それを話したとして、“雰囲気”という言葉にしづらいものはやはり、ご自身で見学することが一番です。 では、どのような点に注意して見学すれば良いでしょうか? ホームの雰囲気を知るための施設見学のポイントは以下の3つです。 居室のつくり・設備 職員による声掛け 入居者の表情 まず1つ目は、居室のつくりと設備の確認です。完全個室で、キッチンや冷蔵庫があるタイプなら、自分の時間を保ちやすいです。 確かに、プライベート空間がしっかりしているのは大事ですね。 そうですね。そして2つ目は、職員の声かけです。「今日は皆さんでレクリエーションですよ!」と元気に誘うのか、「お疲れの日は無理されなくていいですよ」と柔らかく声をかけるのか。そんなちょっとした温度感の違いで、施設の文化が見えてきます。 なるほど~。どちらが父に合うか、想像できますね。 そして最後に3つ目は、入居者の表情のチェックです。穏やかに過ごしている人が多いホームは、職員との関係も良好で、自分のペースを守れている証拠です。逆に、みんなが落ち着かない様子だったり、全員が一斉に行動しているような施設は、少し注意したほうがいいかもしれません。 “社交的でなくても介護は受けられる”という安心 父は介護職員さんとも、あまり話したがらないタイプで……。そういう人でも、うまく介護を受けられるものなんでしょうか? はい、大丈夫です。介護は基本的に一対一のケアなので、社交的である必要はありません。入浴、食事、排泄など、すべての介護ケアについて職員が“個別に”対応するのでご安心ください。必要なときだけ関わるという距離感を保てる施設も多いんですよ。 積極的に話したりしないと悪く思われないか、少し気になっていました。 むしろ、無理に話そうとして疲れてしまうより、“自然体で接する”ほうが長く安心して生活できますからね。大切なのは、職員が「この方はこういうタイプ」と理解してくれること。そのためには、入居前の面談でご家族が性格や生活スタイルをきちんと伝えることもポイントですよ。 “静けさ”も大切なサービス。心穏やかに過ごせる環境づくり 北野さんがこれまで見てきた中で、「静かに過ごしたい人に向いている」と感じたホームにはどんな特徴がありますか? 一言でいえば、「静けさを“居心地の良さ”として提供している施設」ですね。たとえば、館内に落ち着いたBGMが流れていて職員の声も控えめとか、共有スペースに観葉植物や小さな図書コーナーがある――そんな施設は、どこか空気がやわらかいんです。 なんだか雰囲気が目に浮かびますね。 そうでしょう?また、レクリエーションも“きっかけ”として扱っているような施設もあります。「今日は庭の花を見に行きませんか?」と軽く声をかける程度で、参加はあくまで本人次第。無理に誘わず、興味があるときだけ顔を出せる――それが理想のバランスだと、個人的には思いますね。 最後に、静かに過ごしたい人に合うホーム探しのコツを教えてください! はい!まずは、インターネットの情報を鵜呑みにしないこと。インターネットサイトに「イベント充実」などと書かれていても、実際は“参加自由”という施設が多いんです。だからこそ、必ず見学に行って、自分の目で“その空気”を確かめてください。そしてもう一つ大事なのが、「こういう暮らしがしたい」と素直に伝えることです。“静かに過ごしたい”という希望はわがままではありません。それは“自分らしい生き方”を大切にする、立派な意思です。私たち「いい介護 入居相談室」では、そうした個性や価値観に合うホーム選びをお手伝いしています。お父さまが心穏やかに、自分らしい時間を過ごせる場所――それが、真の意味での“いい介護”だと私は思います。 [staff_banner]
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末期がんの父のためにホスピスを検討しているんですが…病院や老人ホームとの違いを知りたい
父が末期がんと診断され、余命3ヵ月程度と宣告されました。 一人娘の私は隣県に住んでおり、父は一人暮らし。自宅でもしものことがあっては困るので施設に入所してもらいたくて、調べていたら「ホスピス」というのがあることを知りました。 ホスピスというのは、病院の緩和ケア病棟や老人ホームとも違うのでしょうか?詳しく教えてください!(平良さん・パート・60歳) [blogcard url="https://e-nursingcare.com/guide/kinds/hospice/"] [staff_banner] [blogcard url="https://e-nursingcare.com/guide/cost/hospice-2/]
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老人ホームの食事はどの程度、父の好みに合わせてもらえるでしょうか…?
父は昔から好き嫌いが多く、かなり偏食です。たとえば、魚は白身しか食べないとか、肉も脂身は一切食べない、野菜も特定の種類しか口にしない……といった具合です。 これまで母が工夫してなんとか対応してきたのですが、最近母も高齢になり、介護の負担が大きくなってきました。老人ホームへの入居を検討しているのですが、ホームではこうした偏食にどこまで対応してもらえるのでしょうか? 食事が合わなかったら、父が暮らしていけないのではないかと心配です。(川越さん・主婦・60歳) お父さまの食事へのこだわり、とてもよく分かります。実は、入居相談の現場でも“食事”は非常に多くいただくご相談のひとつなんです。老人ホームは『生活の場』なので、食事が合うかどうかは、日々の満足度や心身の健康にも直結します。それでは今日は、老人ホームにおける食事対応について、具体的にお話ししていきましょう。 老人ホームでの食事提供の基本 まず前提として、老人ホームの食事は『多くの入居者に向けて作られるもの』です。そのため、家庭のように一人ひとりの細かい好みに合わせて完全オーダーメイドというわけにはいきません。ただし最近は、「高齢者が食べやすいようなやわらかい食事」「栄養バランスに配慮したメニュー」「季節感を大切にした行事食」など、質を高める取り組みが進んでいるんですよ。 なるほど。となると、“嫌いなものは完全に避ける”というのは難しいんでしょうか? はい、完全に避けるのは難しいケースが多いです。でも、『対応できない』と一概に言えないのが実情で、施設ごとに食事対応にはかなり差があるんですよ。 偏食への対応は施設によって大きく異なる 老人ホームには、食事面に関して大きく分けて「一括調理型(セントラルキッチン方式)」「施設内調理型(施設内の厨房で調理)」という2つの種類があります。 なんとなく聞いたことはありますね。 詳しくご説明すると、こんな感じになります。ご覧いただくとわかると思うのですが、お父さまのように偏食が強い場合は、施設内調理型の施設の方が対応してもらいやすい傾向がありますね。 一括調理型:『大量調理』が基本のため、細かい個別対応が難しい反面、衛生管理やコスト面に優れている。 施設内調理型:『施設内の厨房で調理する』ため、比較的柔軟な対応ができることがある。 具体的な対応例 実際に私が相談を受けたケースをいくつかご紹介しましょう。 ケース1:魚嫌いの方 魚がまったく食べられない方がいましたが、施設が代替として鶏肉や卵料理を提供してくれました。ただし、行事食の“鯛めし”などは難しく、基本はメニューから外す対応のみ。 ケース2:生野菜が苦手な方 サラダを蒸し野菜に変更して対応してもらえたケースがあります。 ケース3:糖尿病の持病がある方 これは“好き嫌い”ではなく“必要な制限”なので、ほとんどの施設が対応します。例えば、減塩食や糖質制限食は標準的に準備されていることが多いです。 こうして聞くと、まったく無理というわけではなさそうですね。 はい。ただし、“どこまで対応してくれるか”は事前に必ず確認が必要です。 事前確認でチェックしたいポイント 食事面について不安がある場合は、施設見学や契約前に以下の3つのポイントを必ずチェックしましょう。1.どこまで食事対応ができるのか2.追加料金が発生するかどうか3.管理栄養士や調理スタッフの体制についてここを押さえておくと、入居後に『こんなはずじゃなかった』というトラブルを防げますよ。 詳しく教えてください! まずひとつ目は、どこまで食事対応ができるのかという点です。たとえば「嫌いな食材だけを除いてもらえるか」とか、「代わりの食材を使ってもらえるのか」といったことですね。らに、「完全に別メニューを用意してくれるのか」というレベルまで対応できる施設もあります。ただ、これは施設によってかなり差があるんです。なので、必ず事前に確認しておきましょう。 なるほど…。うちの父は好き嫌いが激しいので、代替メニューができるかどうかは特に気になります。 そうですよね。そしてふたつ目が、追加料金が発生するかどうかです。個別対応をしてくれる施設でも、それが“標準サービス”なのか“オプション扱い”なのかで大きく変わります。特に、完全に別メニューとなると追加料金がかかるケースが多いので、事前にしっかり確認しておくことが大切です。 追加料金がかかるかどうか、つい見落としてしまいそうですが、後々大きな問題になりそうですね。 そうなんです。そして3つ目は、管理栄養士や調理スタッフの体制についてです。管理栄養士が常駐している施設は、入居者一人ひとりの健康状態や嗜好に合わせたメニューを考えることができます。結果として、食事対応の幅が広がりやすいんですよ。逆に、外部委託で管理しているだけの施設だと、どうしても柔軟性が限られる場合があります。の3つをしっかり確認しておけば、お父さまが安心して食事を楽しめる施設を見つける手がかりになりますよ。 家族ができるサポート お父さまが新しい環境に慣れるまでは、家族のサポートも重要です。たとえば、最初のうちは好物を差し入れしてあげることもできますし、施設と連携して“食べられるメニュー”を一緒に考えるのも有効です。 なるほど。家族が協力することで、本人も安心できそうですね。 お父さまが安心して暮らすためには、食事対応の可否を事前にしっかり確認することが一番重要です。見学時に言いにくいことがあったりしても、遠慮せずに質問してみてください。そのやり取りで、施設側の柔軟性や誠意も見えてきます。 ありがとうございます!とても参考になりました。父が安心して暮らせるホームを探すために、見学時にしっかり確認してみます。」 それが一番です。食事は生活の楽しみのひとつですからね。ぜひ納得いく施設を見つけてください。
よくある質問
- 「いい介護」を利用するメリットはなんですか?
- いい介護は、初回お問い合わせからご入居まで、お客様に寄り添い親身になってご相談をお受けいたします。 関東・関西・東海北陸・九州と各エリアに専門の入居相談員を配置しておりますので、地域の状況や特性に合わせたご案内が可能です。 豊富な専門知識と長年の経験を持つ入居相談員が、お客様のお悩みや不安に寄り添い、一緒に最適解をお探しします。
- 介護施設探し、見学予約のお申し込みなどの相談に利用料はかかりますか?
- 経験豊富なプロの入居相談員へのご相談が無料でご利用いただけます。 施設探しでのお困りごとや施設見学のご予約など、お気軽にご相談ください。 ご希望の地域や費用、医療ケアなど、お客様のご状況に合わせた適切な施設のご紹介・ご提案をいたします。
- 入居相談員に相談したいのですが、どうすればいいですか?
- ご相談につきましては、 Webフォーム、もしくは無料お電話窓口にて承ります。 【0120-957-638】までお問い合わせください。受付時間は 09:00〜17:00 となっております。 お気軽にお問い合わせください。





























