「必要な薬を飲んでくれない。」
「用意したご飯をなかなか食べてくれない。」
「財布を盗んだでしょ!と言われてしまう。」
認知症の方と接していて、こんなことでお悩みではないですか?中にはインターネットや本で調べて、その通りやってみたけれどうまくいかなかった!、という方もいるかもしれません。
今回は、そんな認知症患者の困った行動で悩んでいる方の助けになるかもしれない書籍が発売されました。
翔泳社から発売されたのは、『「認知症の人」への接し方のきほん あなたの家族に最適な方法が見つかる!「場面別」かかわり方のポイント(はじめての在宅介護シリーズ)』(定価1,650円、144ページ)です。
この本は認知症による困った行動の具体例をあげ、なぜそのような行動をとっているのか原因を分析して解説をしています。例えば、「用意した食事を食べてくれない」という現象でも、その原因やそのとき感じている気持ちは同じ認知症を発症していたとしても人によって異なります。
そのため、認知症の人への接し方には、「この行動の時にはこのような対応をすればよい」といった、型にはまった答えは存在しません。
本書では上記のような困った行動を場面ごとに紹介。その背景にあるさまざまな原因をひも解きながら一人ひとりの感情を理解し、その人に合った接し方を見つけるための方法を具体的に解説しているので、悩んでいる人にとってわかりやすいのではないでしょうか。
また、本書では、認知症介護における家族支援を専門とし、さまざまな家族を見てきた著者だからこそ伝えられる認知症介護の心得や、相談先の見つけ方などの実践的なノウハウも盛り込まれています。
さらに、認知症になった家族との信頼関係を維持したり、関係を修復するための考え方も記載。介護する側の心と体をを守るために必要な認知症との基本的な向き合い方、周囲への頼り方への理解につながるかもしれませんよ。
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。