新たな研究で、高齢者のうつや不安症を尿検査で判定できる可能性が示唆されました。
この研究は京都産業大学、弘前大学、東京都健康長寿医療センターが合同で実施。研究結果は『Discover Mental Health』という医学誌に掲載されています。
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今回の研究は東京都板橋区に住む66~88歳の高齢者を対象に実施。健診で別の調査を実施した際に提供された尿を用いて分析しました。
研究では、精神科医がうつ病または不安症と診断した人の尿から化学物質を検出。それらの中から、うつ病の判定に有効な3種の物質が見つかりました。
これらの物質は尿に含まれているため、今後は尿検査でうつ病が判定できる可能性があります。
ちなみに、うつ病や不安症は日々の生活スタイルや最近の心身の状態など、多角的な視点から診察する必要があり、診断が難しいとされています。尿検査でスムーズに判定できれば、早期に適切な治療をすることができそうです。
うつ病や不安症は「健康と要介護の間の状態」だと言われています。何も対策をしなければ日常生活に支障をきたし、要介護状態になってしまうこともあるのです。
うつ状態から抜け出すためには、薬物療法など医学的な治療に合わせて、以下のことをするのが有効だとされています。
尿検査で今より簡単に診断できれば、早期に医療につなげたり、周りの人も対策を打ったりすることができます。今後の展開に期待しましょう。
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