愛知と岐阜を中心に不用品回収サービスを展開している株式会社GoodServiceは、ケアマネジャーを対象に孤独死に関する調査を実施しました。
この調査から、単身高齢者における孤独死の実態が見えてきました。
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調査の概要は以下のとおりです。
アンケートで、「孤独死をする人が、自分が働き始めたときより増えたと思うか」と質問したところ、80%以上の人が「(とても・やや)増えた」と回答しました。
また、この質問で「孤独死する人が増えた」と回答した人に、「孤独死が増えた原因として考えられるものは何か」と尋ねました。すると「一人暮らしの人が増えた」という回答が61.5%で最多に。ほかには「高齢者自体が増えた」という回答や「コロナ禍で交流する機会が減った」という回答も一定数見られました。
次に、考えられる孤独死の原因を尋ねると「熱中症や脱水症状」という答えや「病気や突然死」という答えが多数を占めました。また、お風呂場と脱衣所の温度差で血圧の乱高下が起きてしまう「ヒートショック」と答えた人も32.4%いました。
さらに「孤独死しやすい人にはどんな特徴があるか」と尋ねると、やはり「65歳以上の高齢者」という回答が多数。また「親族や近所と交流が少ない」と回答した人も過半数いました。
今回のアンケートでは「身近な人が孤独死になるのを防ぐために、どんなことが必要だと思うか」という質問もしました。すると「自治体がおこなっている孤独死を防ぐためのサービスの利用」という答えが50.3%で最多でした。
各自治体は、孤独死を防ぐためにどういった取り組みをしているのでしょうか?
例えば、福井県では「黄色いハンカチ運動」と呼ばれる取り組みをおこなっています。これは、朝起きて異常がなければ高齢者が玄関先に黄色いハンカチを掲げ、夕方になったら片づけるというもの。見守り隊がハンカチの状態で住人の安否を確認するのです。この取り組みは、集落内の全世帯で実施されているそうです。
ほかにも、千葉県では県民が自ら見守りや声かけをするためのきっかけづくりとして、孤独死に関するフォーラムを開催していたり、神奈川県では市町村や警察、消防と連携した見守り活動を実施したりしています。
身近な人が孤独死しないために、日々のコミュニケーションが大切と言えそうです。
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