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老人ホームでの暮らし

面会をする際は、ルールとマナーが重要

老人ホームでの面会のルールとマナー|コロナ禍でんの面会方法について

「老人ホームの面会にはどんなルールやマナーがあるの?」「何時頃行くのが良いんだろう?」「コロナ禍だけど普通に面会はできるのかな?」などと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 この記事では、面会に関するルールとマナーやコロナ禍における面会方法などを解説しています。 コロナウィルスを懸念して面会に行くか躊躇している方や老人ホームの面会に何時頃行けば良いかわからないという方は、是非、参考にしてみてください。 面会のルールとマナー 初めて老人ホームへ面会へ行くとき、どんなルールがあるのか家族としては気になるところですよね。以下では、老人ホームでの面会のルールと一般的なマナーをまとめています。 ①面会前に事前予約 各施設レクリエーションや入浴の時間の確保もあるため、面会時には事前の予約が必要です。 施設によっては面会時の予約が不要な場合もありますが、基本的には予約が必要だということを認識しておきましょう。 また最近では、介護施設に不審者が侵入する事件も発生しています。そのため、施設としてもセキュリティ面を強化する必要があり、基本的には家族であっても面会時の予約は必須としているようです。 ②訪問前の体調管理 老人ホームには、健康面で不安を抱える方が大勢います。そのため、面会者によるウィルスの持ち込みに対しては施設側も細心の注意を払っています。訪問前には自宅で事前に検温をして発熱がないかを確認し、体調不良がない状態で面会することがマナーです。 ③手洗い・うがい・アルコール消毒・マスク着用 面会のため老人ホームを訪れた際は感染症予防として、手洗いやうがいをするのが一般的です。 また新型コロナウィルスの影響により、各施設では手洗いやうがいのほかに、アルコール消毒やマスク着用も必須となりました。施設によっては、クラスターを防ぐためにマスクではなくフェイスシールドを用意している場所もあります。 また、施設によっては、面会時にワクチン接種が条件になっているところも多いです。 ④食べものを手土産にする際は確認が必須 老人ホームを訪問する際に、家族に好きな食べものを持参したいという方も多いでしょう。 しかし、入居後に身体状況が悪化し食事制限が設けられていることもあるため、どのような食べものであれば持参して良いのかを事前にスタッフへ確認する必要があります。 また、自宅で調理した料理を老人ホームへ持参することは食中毒の可能性があるとして基本的にはNGです。久々に自宅で調理した料理を食べて元気を出してほしいという気持ちはわかりますが、場合によっては調理した料理が身体状況を悪化させてしまう可能性があることを認識しておきましょう。 スタッフへの手土産は不要 老人ホームへ面会に行くなら日頃からお世話になっているスタッフにも手土産を渡したいと考える家族も少なくありません。しかし、基本的にスタッフへの手土産は不要です。もし、感謝の気持ちを伝えたいのであれば、「いつもありがとうございます」といった労いの言葉をかけることが良いでしょう。 .point { position: relative; border: 3px solid #f08d18; margin-top: 40px !important; } .point::before { background: #f08d18; content: "POINT"; color: ...

2022/07/15

おすすめのレクリエーションや仮装、喜ばれる料理を紹介

老人ホームでのハロウィン|おすすめのレクリエーションや喜ばれる料理を紹介

老人ホームでのハロウィンで「どんなレクリエーションをすれば良いかな?」「仮装はした方が良いかな?」「かぼちゃ料理のほかにおすすめの料理はない?」などと迷っている老人ホームスタッフの方も多いのではないでしょうか。 そんなスタッフの方向けに、この記事では、老人ホームでのハロウィンでおすすめのレクリエーションや仮装、喜ばれる料理をご紹介します。 ハロウィンの日に入居者の方に楽しい時間を過ごしてほしいと考えている老人ホームスタッフの方は、是非、参考にしてみてください。 老人ホームでのハロウィンでおすすめのレクリエーション ハロウィンでは、かぼちゃやお化けなどを連想させるレクリエーションがおこなわれるのが一般的です。以下では、ハロウィンにおすすめのレクリエーションをまとめました。 折り紙でかぼちゃやお化けづくり ハロウィンにちなんで、折り紙でかぼちゃやお化けづくりをすると季節感が出て良いです。完成した作品をホーム内の天井や壁面に飾ると、楽しい雰囲気を演出できるでしょう。 また一方で、入居者の方にとっては、自身の作品が飾られていることに嬉しく感じるという効果も期待できます。 ハロウィンクイズ 「ハロウィンは何月何日でしょうか?」といった簡単なクイズはもちろんのこと、「何故ハロウィンで仮装をするのでしょうか?」といった難しい問題を出題してみるのも面白いかもしれません。 ただ、今の高齢者世代でハロウィンイベントに馴染みのある方は少ないです。そのため、概要を説明した上でクイズを開始すると良いでしょう。 ボウリング ボウリングはルールも簡単で、レクリエーションの中でも非常に人気があります。ハロウィンでは、ピンに飾り付けをしたりボールをジャック・オー・ランタンにしたりすることで、たちまち雰囲気が出ます。 また、足を使ったキックボウリングにすれば座ったままでもできるので、入居者の方も安全に楽しむことができます。 ジャック・オー・ランタンで福笑い ハロウィンには、ジャック・オー・ランタンの顔をつくる福笑いをするのも良いでしょう。パーツが目・鼻・口と非常に簡単なので、入居者の方に楽しんでもらえます。 またチーム戦にして、どのチームが上手く顔をつくれているかを競うと面白いですね。 ジャック・オー・ランタンとは? ジャック・オー・ランタンは、アイルランドやスコットランドに伝わる鬼火のような存在です。現代ではハロウィンの日に、悪霊を追い払うための魔除けの火として広まっています。 また、アイルランドの民話「さまようジャック」の話と結びついて、ジャック・オー・ランタンと呼ばれるようになったとされています。 .point { position: relative; border: 3px solid #f08d18; margin-top: 40px !important; } .point::before { background: #f08d18; content: "POINT"; color: ...

2022/05/11

老人ホームでの敬老の日|盛り上がるレクリエーションと注意点

老人ホームでの敬老の日で「どんなレクリエーションをしたら良いかな?」「レクリエーションのとき何を注意すれば良いんだろう?」などと考えている老人ホームスタッフの方も多いのではないでしょうか。 そんなスタッフの方向けに、この記事では、敬老の日に入居者が「参加できる」、「見て楽しむ」レクリエーションと注意点をご紹介します。 敬老の日に、入居者の方に楽しい1日を過ごしてほしいと考えている老人ホームスタッフの方は、是非、参考にしてみてください。 敬老の日に入居者が参加できるレクリエーション 入居者の方に参加してもらうレクリエーションは、全員が楽しめるようなものを取り入れましょう。以下では、入居者の方が敬老の日に参加できるレクリエーションをまとめました。 ダンス ダンスは、身体を動かすことで、脳への刺激や運動不足の解消にもつながり効果的です。そのため取り入れている老人ホームも多いです。「炭坑節」や「きよしのズンドコ節」など、入居者が知っている曲に合わせて振り付けをつけると良いでしょう。 歌を唄う 参加者全員で、昔流行した歌や童謡を唄うこともおすすめです。知っている歌であれば楽しんでもらいやすいですし、声を出して唄うことで呼吸機能の維持や改善、リラックス効果も期待できます。 クイズ大会 スタッフがクイズを出して盛り上がることも多いです。誰もが知っている簡単なクイズはもちろんのこと、少し難しい問題を出題するのも面白いかもしれませんね。 また、「47都道府県故郷クイズ」などはいかがでしょうか。その土地の名産・景勝地など、ひとつの都道府県内での地元にまつわるクイズも良いかもしれません。 ビンゴ大会 ビンゴはルールも簡単で、座ったまま参加できるレクリエーションの中でも非常に人気があります。敬老の日では、普段は出ない景品などを用意するのも良いです。何が当たるかわからないドキドキ感は、ビンゴ大会をさらに盛り上げることでしょう。 敬老の日に入居者が見て楽しむレクリエーション 身体を動かしたりみんなで盛り上がってゲームをするのは少し苦手…という入居者の方には、観客になってもらい、老人ホームのスタッフやボランティアの方が得意なものを披露するのもおすすめです。以下では、入居者の方が見て楽しめるレクリエーションをまとめました。 お芝居 知っているストーリーでも身近なスタッフが役を演じることで新鮮さが生まれ、入居者の方も楽しんでくれるでしょう。 また、お芝居を選ぶときは、「桃太郎」などの誰もが知っている昔話はもちろんのこと、入居者の方に馴染みのある「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」といった時代劇もおすすめです。 マジックショー マジックショーも盛り上がるレクリエーションのひとつです。市販のマジック道具を使用することでプロのようなマジックが簡単にできます。「なんで?」という驚きは脳の活性化にもつながり、良い刺激を与えます。 また、衣装をマジシャン風にしてみるなど演出を工夫するのも良いかもしれません。 二人羽織 日本の伝統芸能である二人羽織も入居者の方に喜んでもらえるレクリエーションです。失敗している様子をオーバーにリアクションすることで、入居者の方の中で笑いが起き、場も盛り上がりやすいです。 また、笑うことは身体機能の維持・改善につながるとされているので、入居者の方が笑顔になるレクリエーションは積極的におこなっていきたいですね。 地域住民による合唱 敬老の日では、地域の子どもたちやボランティアの方を招待して合唱などの披露をおこなっている施設も多いです。特に元気な子どもたちとの交流は、入居者の方の笑顔が増えたり活動量が増加したりと、良い刺激となるでしょう。 家族サプライズや手紙なども喜ばれる 事前に家族の方に協力してもらい、メッセージ入りのビデオレターや老人ホームでも使えるタオルやコップなどのプレゼントを持って登場する、サプライズ的なレクリエーションも大変喜ばれます。 また、家族だけでなくスタッフから感謝の気持ちを込めた手紙を渡すのも、敬老の日にはぴったりです。入居者の方の若々しさを称えたり、家事のお手伝いなど日頃の感謝について一文入れたりすることで、今後の活力にもなるでしょう。 敬老の日は、国民の祝日に関する法律によると「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としているようです。 敬老の日にレクリエーションをおこなうときの3つのポイント レクリエーションをおこなう際には、入居者の方の状態を考慮することが大切です。以下では、敬老の日にレクリエーションをおこなうときのポイントをまとめました。 入居者全員が参加できるように配慮する 入居者の方の身体状況に合わせてさまざまな工夫をしましょう。耳が悪くなっている方には大きな声ではっきりと話すことを心がけたり、目が見えづらい方には文字を大きく書き遠くからでも見やすくすることも大切です。 また、レクリエーションに参加できていない入居者の方には「一緒にやってみませんか?」などと声かけをし、全員が参加できるように雰囲気づくりをするのも重要です。 入居者の体調の変化に気をつける 入居者の方の体調の変化には常に気を配っておかなければいけません。空調調節や換気、こまめな水分補給などを忘れずにおこなうことで、入居者の方の異常を見逃さないようにしましょう。 入居者が楽しめる企画をおこなう 敬老の日のレクリエーションは、入居者の方のためで、参加者全員が等しく楽しめる企画ではないといけません。「退屈だった」「内容がよくわからなかった」という気持ちにさせないように、一人ひとりの身体状況に合わせた企画をおこなうことが大切です。 老人ホームでの敬老の日に関するよくある質問 敬老の日にはどんなレクリエーションをしたら良いですか? 入居者の方に参加してもらうレクリエーションは、「ダンス」「合唱」「クイズ大会」「ビンゴ大会」などが挙げられます。また、身体を動かすのが苦手という入居者の方には観客になってもらい、「お芝居」「マジックショー」「二人羽織」などを楽しんでもらうのも良いでしょう。 レクリエーションをおこなうときにどんなことに注意したら良いですか? 入居者全員が参加できるように、大きな声ではっきりと話すことを心がけたり文字を大きく書き遠くからでも見やすくしたりすることが重要です。また、空調調整や換気、こまめな水分補給も大切です。 敬老の日にはスタッフから何をあげた方が良いですか? スタッフからは感謝の気持ちを込めた手紙を渡すのも良いでしょう。手紙には、入居者の方の若々しさを称えたり、家事のお手伝いなど日頃の感謝について一文入れたりすると良いでしょう。

2022/05/09

老人ホームでのお月見で盛り上がるレクリエーションを紹介

老人ホームでのお月見|おすすめのレクリエーションと料理を紹介

老人ホームでのお月見で「何か良いレクリエーションはないかな?」「団子のほかにおすすめの料理はない?」などと迷っている老人ホームスタッフの方も多いのではないでしょうか。そんなスタッフの方向けに、この記事では、老人ホームでのお月見でおすすめのレクリエーションと料理をご紹介します。 お月見の日に、入居者の方に楽しい1日を過ごしてほしいと考えている老人ホームスタッフの方は、是非、参考にしてみてください。 お月見でおすすめの老人ホームでのレクリエーション 各老人ホームでは、お月見に合わせて団子やうさぎ、月などを連想させるレクリエーションがおこなわれるのが一般的です。以下では、入居者の方がお月見で楽しめるおすすめのレクリエーションをまとめました。 折り紙でうさぎや月づくりお月見に関する歌を唄うクイズ大会地域住民との交流 これらのレクリエーションがおすすめな理由について、詳しく説明していきます。 折り紙でうさぎや月づくり お月見では団子やうさぎ、月などを折り紙でつくるといったレクリエーションをおこなうのも良いでしょう。出来上がった作品は、老人ホーム内の壁面などに飾ることで雰囲気も出ますし、入居者の方も自身の作品が飾られることで嬉しくもなり、また季節感も感じられます。 クイズ大会 スタッフがお月見にちなんだクイズを出して盛り上がることも多いです。誰もが知っている簡単なクイズから難しい問題まで出題するのはもちろんのこと、問題の答えにちょっとした雑学を紹介するのも、意外な発見があって面白いかもしれませんね。 また9月であれば、「萩の花」など季節ごとの植物の話題も喜ばれるのではないでしょうか。 お月見に関する歌を唄う お月見にちなんだ歌を唄うのも季節感が出て良いでしょう。「荒城の月」「朧月夜」「炭坑節」などが唄われることが多く、ゆっくりとした曲調で入居者の方も歌いやすいのが特徴です。 また声を出して唄うことで、呼吸機能の維持や改善にも効果的です。 地域住民との交流 お月見では、地域の子どもたちやボランティアの方を招待して合唱やダンスなどの交流イベントをおこなっている施設も多いです。普段は接する機会のない方との交流は生活環境に良い刺激を与え、気分転換も図れます。 お月見におすすめの料理 お月見の日に「どんな料理を提供したら良いのかな?」と迷われている老人ホームスタッフの方向けに、以下では、入居者の方が喜んでくれるおすすめのお月見料理をまとめました。 月見団子栗ご飯・さつまいもご飯けんちん汁 これらの料理がおすすめな理由について、詳しく説明していきます。 月見団子 お月見と言えば、月をイメージしてつくる月見団子は欠かせません。つくる際は、入居者の方と一緒におこなうのもおすすめです。手を使って団子をつくることで脳にも良い刺激になるだけでなく、みんなでつくったということが達成感につながり、普段よりも美味しいと感じるでしょう。 ただし、嚥下状態に十分注意しながら楽しみましょう。 栗ご飯・さつまいもご飯 収穫祭の意味があるお月見にちなんで、栗ご飯やさつまいもご飯などを行事食として提供している老人ホームも多いです。具材の皮むきなどを、役割として入居者の方に担ってもらうのも良いですね。 けんちん汁 里芋やにんじん、大根などの野菜が入ったけんちん汁も、お月見の料理として老人ホームで振る舞われることが多いです。また、お月見は涼しい時期におこなわれるので、たくさんの野菜が入ったけんちん汁は、身体を温める意味でもおすすめです。 お月見の料理を楽しんでもらうためのポイント お月見の料理を入居者の方に楽しんでもらうためには、さまざまな工夫が必要です。以下では、ポイントをまとめました。 彩りを良くする飲み込みやすく工夫する塩分やカロリーに気をつける喉に詰まりにくい代替餅を使用する 何故これらがポイントなのか、詳しく説明していきます。 彩りを良くする 赤・黄・緑の食材を使って料理を華やかにしましょう。彩りを良くすることで食欲も湧き、食事に対して「美味しい」「楽しい」といった感情が自然と出ます。 飲み込みやすく工夫する 入居者の方の中には、食べ物を嚙む力や飲み込む能力が弱くなってきている人もいるでしょう。そのため、「食材を小さくカットする」「とろみをつける」「しっかり炊き込む」という工夫は、窒息事故防止や誤嚥性肺炎の予防にも必要な過程です。 塩分やカロリーに気をつける 糖尿病や高血圧などの持病がある入居者の方では、塩分やカロリーなどの食事制限に気をつけましょう。多めになりがちな塩分は、出汁をしっかりとることで、多少塩分が少なくても出汁の旨味で十分美味しくすることができます。 またカロリー制限については、炭水化物や糖質を減らし野菜中心の料理を提供したり、量を調節するなどしてカロリーをコントロールしましょう。 喉に詰まりにくい代替餅を使用する お月見の定番と言えば月見団子ですが、入居者の方のお餅による事故を防ぐため、代替として白玉を使用している老人ホームも多いです。白玉であればお餅よりも粘り気が少なく歯切れも良いため、嚥下機能が低下している入居者の方も安全に食べられます。 何故、窒息や誤嚥が起こる? 人間の機能には、食べ物を口に入れた後に喉を通り胃に到達するまでの過程となる嚥下機能があります。しかし、高齢になったことにより嚥下機能が低下し、窒息や誤嚥が起きます。お餅はもちろんのこと、硬いものや乾燥した食材などは特に飲み込みにくいので、食材を小さくカットしたり、必要に応じてとろみを付けるなど工夫が必要です。 .point { position: relative; border: 3px solid #f08d18; margin-top: 40px !important; } .point::before { background: #f08d18; content: "POINT"; color: ...

2022/05/06

老人ホームでの七夕|盛り上がるレクリエーションやおすすめ料理を紹介

七夕で「どんなレクリエーションをしよう?」「どんな料理を出そうかな?」と迷っている老人ホームスタッフの方も多いのではないでしょうか。そんなスタッフの方向けに、この記事では、老人ホームでの七夕で盛り上がるレクリエーションや七夕を楽しむための料理をご紹介しています。 七夕で、入居者の方がレクリエーションや料理を通して、少しでも季節感を味わってほしいと考えている老人ホームスタッフの方は、是非、参考にしてみてください。 七夕に盛り上がる老人ホームでのレクリエーション 七夕に欠かせないレクリエーションと言えば、短冊をつくり笹の葉に飾り付けをするのが一般的ですが、それ以外で七夕にちなんだレクリエーションは多々あります。以下では、七夕を盛り上げるレクリエーションの内容をまとめました。 短冊づくりと飾り付けハンドベル演奏七夕に関するクイズ地域住民との交流 これらのレクリエーションが盛り上がる理由について、詳しく解説していきます。 短冊づくりと飾り付け 七夕と言えば短冊づくりと笹の葉への飾り付けは外せないですよね。入居者同士で盛り上がりながら願いごとを書くのも良いですし、七夕にちなんで彦星と織姫を折り紙でつくって飾り付けするのも良いですね。 ハンドベル演奏 ハンドベルで七夕の曲を演奏するのも季節感が出て良いでしょう。「楽しい」はもちろんのこと、ハンドベルのレクリエーションは手のリハビリにも効果的である他に、大勢で演奏することで一体感も演出できます。 七夕に関するクイズ 「七夕がおこなわれるのはいつでしょうか?」といった簡単な問題はもちろん、「短冊は何色あるでしょうか?」などの難しい問題を出題しても、意外と盛り上がるものです。また逆に、入居者の方に問題を考えてもらい、スタッフへ出題するのも面白いかもしれませんね。 また、地域ごとの違いなどを調べる時間を設けても良いかもしれませんね。 地域住民との交流 七夕では、地域の子どもたちやボランティアの方を招待して合唱やダンスなどの交流イベントをおこなっている施設も多いです。普段は接する機会のない方との交流は生活環境に良い刺激を与え、気分転換も図れます。 七夕におすすめの料理 七夕で「何を料理として提供したら良いのかな?」と迷われている施設スタッフの方向けに、以下では、入居者の方が喜んでくれるおすすめの七夕料理をまとめました。 そうめんちらし寿司オクラ料理 どうしてこれらがおすすめなのか、詳しく説明していきます。 そうめん そうめんは夏を感じられる食事のひとつです。熱中症対策として効果的で、清涼感や季節感も味わうことができ、暑い夏におこなわれる七夕には最適な食事です。また7月7日は、七夕以外にもそうめんの日としても有名で、7月の行事食の定番です。 入居者の方に提供する際は、七夕にちなんでそうめんに入れる具材を星型に加工したり、老人ホームによっては流しそうめんを開催するところもあります。 ちらし寿司 七夕には、天の川をイメージしてたくさんの具材を並べるちらし寿司をつくるのも良いでしょう。星型に具材を加工してもらったりうちわで扇いだりと、役割として入居者の方に担ってもらうのも良いですね。 オクラ料理 切り口が星型に見えることから、七夕にはオクラを使った料理を提供している施設もあります。そうめんの具材として入れるのも良いですし、味噌汁や冷奴、シンプルにサラダとして提供するのも良いでしょう。栄養価も高いので、入居者の方の栄養バランスの面でもおすすめです。 七夕の料理をつくるときのポイント 七夕の料理を入居者の方に楽しく食べてもらうには、どのようなところに気をつけなければいけないのでしょうか。以下では、七夕の料理をつくるときのポイントをまとめました。 彩りを良くする飲み込みやすく工夫する塩分やカロリーに気をつける 何故これらがポイントなのか、詳しく説明していきます。 彩りを良くする 赤・黄・緑の食材を使って料理を華やかにしましょう。彩りを良くすることで食欲も湧き、食事に対して「美味しい」「楽しい」といった感情が自然と出ます。 飲み込みやすく工夫する 入居者の方の中には、食べ物を嚙む力や飲み込む能力が弱くなってきている人もいるでしょう。そのため、「食材を小さくカットする」「とろみを付ける」「しっかり炊き込む」という工夫は、窒息事故防止や誤嚥性肺炎の予防にも必要な過程です。 塩分やカロリーに気をつける 糖尿病や高血圧などの持病がある入居者の方では、塩分やカロリーなどの食事制限に気をつけましょう。多めになりがちな塩分は、出汁をしっかりとることで、多少塩分が少なくても出汁の旨味で十分美味しくすることができます。 またカロリー制限については、炭水化物や糖質を減らし野菜中心の料理を提供したり、量を調節するなどしてカロリーをコントロールしましょう。 老人ホームでの七夕に関するよくある質問 老人ホームでの七夕ではどんなレクリエーションをおこなっていますか? 主に「短冊づくりと飾り付け」「合唱や演奏」「クイズ」「地域住民との交流」などが挙げられます。特に短冊づくりと飾り付けは、七夕ならではのレクリエーションなので、入居者の方も盛り上がることでしょう。 老人ホームでの七夕ではどんな料理を提供すれば良いですか? 七夕におすすめの料理は、そうめんやちらし寿司、オクラ料理などが挙げられます。特にそうめんは、熱中症対策として効果的で、清涼感や季節感も味わうことができ、暑い夏におこなわれる七夕には最適な食事です。 入居者の方に楽しく料理を食べてもらうにはどうしたら良いですか? 主に「彩りを良くする」「飲み込みやすく工夫する」「塩分やカロリーに気をつける」などが挙げられます。特に、飲み込みやすく工夫することに関しては、窒息や誤嚥予防にもつながるので重要です。 { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [{ "@type": "Question", "name": "老人ホームでの七夕ではどんなレクリエーションをおこなっていますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", ...

2022/05/02

老人ホームで父の日に何をプレゼントする?盛り上がるレクリエーションも紹介

老人ホームに入居中の父親に感謝の気持ちを伝えるため、父の日にプレゼントを贈りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、老人ホームに入居中の父親におすすめのプレゼント、そしておすすめできないプレゼントをご紹介します。 また一方で、父の日に「どんなレクリエーションをしよう?」と迷っている施設スタッフの方もいらっしゃるでしょう。そんな迷えるスタッフの方のために、おすすめのレクリエーションもご紹介しています。 父の日に、父親に喜んでもらえるプレゼントを渡したい方、施設で入居者に楽しい1日を過ごしてほしいと考えている施設スタッフの方は、是非、参考にしてみてください。 父の日におすすめのプレゼント 母の日と言えばカーネーションを贈るのが一般的ですが、では父の日と言えば?ネクタイやハンカチ、お酒も良いかな…という人も多いのではないでしょうか。 しかし、それらは本当に、本人である父親に喜んでもらえるものでしょうか?施設にとって迷惑にはならないでしょうか? そこでおすすめなのが、以下のようなプレゼントです。 趣味や興味のある本トランプや花札などのカードゲーム帽子手紙 どうしてこれらがおすすめなのか、詳しく解説していきます。 趣味や興味のある本 父親の趣味や興味を持っているものに対して本を贈ることも喜ばれます。ただし老人ホームへ入居してから会っておらず、今、何に興味を持っているかわからない方もいらっしゃるでしょう。そのようなときは、老人ホームのスタッフに本人の現在の趣味や興味を持っているものを連絡して教えてもらうと良いでしょう。 趣味の話をきっかけに他の入居者やスタッフとの間にも会話が生まれ、コミュニケーションの促進にもつながります。 トランプや花札などのカードゲーム カードゲームは脳のトレーニングにもなり、プレゼントとしても喜ばれます。特に花札は、男性の人であれば一度は遊んだことのある馴染みのゲームで、男性入居者の間で盛り上がること間違いなしです。 帽子 6~9月にかけての暑い季節、散歩へ行く際などに熱中症予防のための帽子をプレゼントすると喜ばれるでしょう。ただし、色や柄などは好みがわかれるので、一緒に選びに行くのも良いでしょう。 手紙 日頃の感謝を込めた手紙を老人ホームへ送るというのもひとつの手段です。その際に、一緒に家族の写真なども送ると喜ばれるでしょう。 また、今であれば動画を送ったりオンラインで施設とつないだりすることもできます。気持ちを伝える良い1日にしたいですね。 父の日におすすめできないプレゼント 定番と言えるプレゼントでも、実は老人ホームでトラブルになることがあります。以下では、父の日におすすめできないプレゼントをまとめました。 花束や観葉植物お酒食べ物 どうしてこれらがおすすめできないのか、詳しく解説していきます。 花束や観葉植物 花束や観葉植物は、プレゼントとしてもらった後の世話が大変なので、おすすめできません。どうしても花をプレゼントしたいときは、プリザーブドフラワーやハーバリウムなどが良いでしょう。 お酒 飲酒が認められていない施設や、医師によりアルコールを禁じられている入居者とのトラブルの元にもなるので、父の日のプレゼントとしてお酒は控えましょう。 食べ物 老人ホームで栄養管理をしている場合、食べ物を送られると管理しづらくなってしまいます。また、食べ物の内容によっては体調を崩す原因や誤嚥などの事故にもつながりかねないので、食べ物を贈る際は注意が必要です。 介護施設に入居している父親にプレゼントを贈るときの注意点 老人ホームに入居している父親へプレゼントを贈るときは、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。気をつけたいのは主に以下のような点です。 共同生活にふさわしい物を選ぶ介護を妨げない物を選ぶ健康を害さない物を選ぶスタッフやほかの入居者に褒められる物を選ぶ どうしてこれらに注意しなくてはならないのか、詳しく解説していきます。 共同生活にふさわしい物を選ぶ 老人ホームでの生活は共同生活です。香りが強いものや大きな音が出るものなどはほかの入居者の迷惑になる可能性もあります。花束や鉢植えも、贈られた人自身で世話ができなければスタッフの負担になってしまいます。 また、高価なものやほかの入居者がうらやむものは盗難などのトラブルの元になりかねないので、なるべく避けた方が無難でしょう。 介護を妨げない物を選ぶ 老人ホームで介護を受けている場合は着脱しやすくシンプルな服装でいることが大切です。 老人ホームでも素敵なものを身につけて欲しいという気持ちから、大きな飾りがついていたり、伸縮性のない衣類を選ぶと、介護の妨げになってしまいます。衣類をプレゼントするときは、ちょうどいいサイズ、伸縮性のある素材、ボタンホールがないものを選びましょう。 健康を害さない物を選ぶ 高齢になると高血圧や高血糖といった持病を抱えて、食事制限をされていることもあります。グレープフルーツや納豆は血圧の薬に影響しますし、血糖値が高い人に甘いものを贈るのはもってのほかです。 高齢者の人への贈り物は健康を害さないものを選ぶのが鉄則です。たとえば最近人気のペットロボットなどはいかがでしょうか。かわいらしいペットロボットなどは癒やしになるだけでなく、会話することで脳トレにもなるので人気です。 スタッフやほかの入居者に褒められる物を選ぶ 素敵なプレゼントが贈られることで、ほかの入居者の人や介護スタッフから「素敵ですね」「趣味がいいですね」などと声をかけられたり褒められたりすると嬉しくなります。 介護の妨げになったり、健康に影響がないものであれば、父の日のプレゼントはぜひ工夫を凝らして、老人ホームで話題になるようなものを選びましょう。 老人ホームへのプレゼントの送付や梱包には注意しよう 離れて住んでいる場合など、どうしても直接渡せず宅配などを利用される場合も多いでしょう。確実に入居している人に届けてもらうために施設名をしっかりと記入し、大きい施設の場合は階数や部屋の名前も記入しておくと間違いを減らせます。壊れやすいものを自身で配送する場合は、緩衝剤をいれるなどしっかりと梱包するのを忘れないようにしましょう。 .point { position: relative; border: 3px solid #f08d18; margin-top: 40px !important; } .point::before { background: #f08d18; content: "POINT"; color: ...

2022/04/27

老人ホームの1日の流れ|知っておきたいスケジュールと日々の生活

老人ホームに入居した後は、どのような日々を過ごすのでしょうか。1日のタイムスケジュールや毎日の活動内容などは気になるところです。 この記事では一般的な老人ホームの1日のタイムスケジュールやレクリエーションなどの楽しい活動内容について紹介します。 老人ホームの一般的な1日の流れ 老人ホームは在宅生活とは違い、大人数で暮らす共同生活です。他の入居者と同じようなスケジュールがこなせるのかなど、気になる点も多いでしょう。 一般的な老人ホームのタイムスケジュールは以下のような感じです。 7:00起床(モーニングケア)8:00朝食9:00集団体操、健康チェック10:00入浴12:00昼食14:00レクリエーション、入浴15:00おやつ18:00夕食21:00就寝(ナイトケア) ここでは一般的な老人ホームの起床から就寝まで1日のタイムスケジュールと各項目について紹介します。見学に行く際、その時間に何がおこなわれているかも参考にしてください。 7:00 起床(モーニングケア) 一般的な老人ホームでは、個人差はありますが6~7時に起床し、着替え、洗顔、歯磨きなど支度を整えます。自分一人で難しい場合はモーニングケアが提供されます。 モーニングケアとは、スタッフが訪室し起床してから朝食までの一連のケアのこと。適切なケアを受けることで、入居者は一日をすっきりとした気持ちでスタートできます。 8:00 朝食 共有スペースの食堂やリビングへ移動して、全員で朝食を食べます。入居者の希望に合わせてパンかご飯か、洋食か和食かを選択することができる施設もあります。 食後に薬の服用が必要な方は、服薬した後、口腔内の衛生を保つため口腔ケアをおこないます。 9:00 集団体操、健康チェック 健康維持、介護予防の目的で集団で体操をして、日中の活動力を向上させます。活動力があがれば他者とのコミュニケーション量が増え脳も活性化します。 看護師が常駐している施設では、このタイミングで健康チェックがおこなわれることが多いです。体温、脈拍、血圧を測り、十分に睡眠はとれているか体調はどうかなど、問診しながら確認をします。 10:00 入浴 看護師の健康チェックで入浴OKが出た方から入浴です。一般的に入浴は週2回、性別、入浴の種類により午前・午後に分かれる施設もあります。 12:00 昼食 老人ホームの食事はバラエティ豊か。利用者の持病や身体状況に配慮して、減塩、糖尿病食などに対応した食事が提供されることもあります。 食べ物を口の中で嚙み砕き、飲み込めるように細かく刻んだり、ペースト状にするなど入居者に合わせた配慮をする食事もあります。 14:00 レクリエーション、入浴 レクリエーションは運動機能や認知機能の改善、入居者同士で親睦を深めることを目的として催されます。 代表的なものとして、スポーツや脳トレ、楽器演奏、書道、カラオケ、演奏などがあり施設によって内容はさまざま。ゆっくり居室で過ごす方もいますし、施設によって午後入浴の場合はこの時間帯を利用して入浴をおこないます。必要な場合は入浴介助もあります。 15:00 おやつ 毎日のおやつを楽しみにしている方も多くいます。嚥下しやすいおやつを中心に、その日によってメニューは異なります。 イベントの一環でスタッフと一緒におやつを作ることもあり、季節を意識したメニューやパンケーキやクッキーなどを焼くことも。施設によっておやつがない老人ホームもあります。 18:00 夕食 共有スペースのリビングや食堂で夕食を食べます。夕食後、老人ホームの規定や健康状態によりますが晩酌を楽しむ方もいます。 21:00 就寝(ナイトケア) 20~21時の就寝前に着替え、歯磨きをします。個室は寝る時間が比較的自由ですが、多床室の場合はひとつの部屋で共同生活をするため、消灯時間が決まっている施設が多いです。 夜間はスタッフが介助が必要な方のために見回ったり、ナースコール対応をします。自力で身体の向きを変えることが困難な方のために身体の向きを変える「体位交換」をしたり、排泄介助をおこないます。 スケジュールの時間はあくまでも目安 老人ホームでは集団で生活することになり、スケジュールについてはしっかり決まっています。ただし、入居者の都合による変更は随時可能です。体調がすぐれない時や、食欲がないときなどに無理にあわせる必要はありません。 入浴の時間も入居者の都合にあわせて行いますし、食事も必ずしも一緒に同じ時間である必要はありません。老人ホームだからといって窮屈にならないように配慮されているといえます。 レクリエーションは毎日おこなっている? 老人ホームのレクリエーションの頻度は施設によって変わります。毎日おこなうところもあれば、平日のみ、週2回などさまざまです。 頻度によって費用が発生するかは事前確認が必要。毎月の利用料にレクリエーション費用が含まれている施設もあれば、参加回数につき加算する施設もあります。 加算方式の場合、参加回数により利用料が大きく変わる可能性もあるので、老人ホームを検討する際は是非確認しましょう。また集団で行うレクリエーションは楽しいからやるということだけでなく、安全が考慮されているか、効果が期待できるかも要件となります。 主なレクリエーションの種類 内容は老人ホームにより異なりますが、ほとんどの施設では以下の5つを中心にレクリエーションが行われています。 身体を使うレクリエーション頭を使うレクリエーション音楽を取り入れたレクリエーション創作レクリエーション地域交流を目的としたレクリエーション 身体を使うレクリエーション 高齢者は身体を動かす機会が減っているため、楽しく運動できるレクリエーションは健康の維持に大事な役割を果たします。定期的な運動は身体機能や血流の改善に役立ち、疾患の予防や転倒を防ぐなど生活の質を維持するために必要です。 また、身体を動かすことはストレス発散や気分を安定させるため、高齢者にはおすすめのレクリエーションといえるでしょう。 ラジオ体操 短時間で、全身を使ったバランスのよい運動ができます。多くの高齢者が認知し、馴染みのある体操なので取り組みやすいでしょう。 頭を使うレクリエーション 計算や漢字のクイズ、ゲーム、パズルなどを用いたレクリエーションです。複数人でゲームを行ったり、一人でクロスワードパズルなどのプリントを解いたりします。 将棋、囲碁のような対戦を楽しむゲームも人気。いつもとは違った頭の使い方をすることで、認知症を予防したり、脳を活性化する効果が期待できます。 計算ゲーム 高齢者が楽しみながら解ける計算問題を使ったゲームです。日常的に使うお金や時間などの計算問題が出題されるので、抵抗感なく参加することができます。 また種類の異なる問題を出題するなど、楽しみながらゲームに取り組めるように工夫されています。計算ゲームでは、手や指を使う機会が多いのも特徴の1つです。 音楽を取り入れたレクリエーション 懐メロや童謡の歌唱、歌や音楽を使ったリズム遊び、演奏会などを行います。懐かしい音楽は青春時代を思い出させ、気持ちを若返らせるとともに精神を安定させます。 また歌を歌うことは、心肺機能の向上や、嚥下防止、口腔内を整えるなどの効果も。みんなで一緒に演奏することで、一体感や達成感を感じることができるのも大きなメリットといえるでしょう。 イントロクイズ CDラジカセなどで懐メロや童謡といった高齢者に馴染みのある曲の冒頭部分(イントロ)を流し、タイトルがわかった参加者が挙手をして答えるシンプルなゲームです。 早く正解した人が勝ちとなるため、集中力が必要となります。また曲のタイトルを思い出す作業は、脳を活性化させます。 創作レクリエーション 折り紙や塗り絵、手芸、ちぎり絵、工作、生け花(フラワーアレンジメント)、絵手紙など想像力と指先を使うレクリーションです。指先を使ったり工程を考えて作業することは脳に刺激を与え、認知症予防に役立ちます。 また、作品を作る楽しさや喜び、達成感が感じれることも創作レクリエーションの特徴といえるでしょう。 折り紙・塗り絵 大人の趣味としても人気の高い折り紙や塗り絵は、指先を使うため脳に刺激を与えることができます。また、自己表現や集中力の向上、ストレス発散などのメリットも。 年齢や体力に関係なく取り組めるため、多くの施設で取り入れられています。作品は、施設内に飾ったり、プレゼントしたりと作った後も楽しむことができます。 地域交流を目的としたレクリエーション 子どもたちとの交流やバザーなど、地域社会と関わるレクリエーションです。老人ホームは閉塞的になりがちなため、外部の人と交流は、入居者のリフレッシュに繋がります。 老人ホームに幼稚園児を招く異世代交流は、お互いに良い影響を与え、元気な幼稚園児たちと過ごすことで、高齢者の笑顔が増えたり、活動量が増加することが期待できます。 バザーは入居者が手芸品や工芸品、絵画など得意なものを制作して販売します。訪れた方々とのおしゃべりや交流で盛り上がることができ、自分がまだ社会にとって必要な存在であることを認識できます。 子供達とのふれあい 歌や手遊び、折り紙などを一緒に行ったり、幼稚園児がダンスや合唱を披露したりします。また、高齢者は幼稚園児に伝承遊びや昔のことを教えたりなど、地域にとっての存在意義を確認する機会にもなります。 日常で入居者が楽しみにしていることは? 食事や日々のレクリエーション、朝の体操以外にも入居者が定期的に楽しみにしているイベントがあります。 家族との面会 老人ホームでの生活は楽しい時ばかりではありません。慣れ親しんだ自宅や家族から離れて住む生活に寂しさや戸惑いもあるでしょう。そんな時に、自分のことをよく知る家族や友人の面会に生きがいや喜び、気持ちの張りを強く感じている入居者は多いのです。 入居先で新たな出会いがあり良い刺激もありますが、特に認知症の方にとっては生活環境の変化による精神的な負担で症状を悪化させてしまうこともあります。認知症の進行を防ぐためにも家族との面会には大きな意味があります。 季節のイベント 1月のお正月からはじまって、春の七草や節分、ひな祭りなど。年間の季節の行事は数あります。各家庭や学校、職場などでも季節の行事にあわせたイベントはあるのではないでしょうか。 老人ホームでもみんなで行事を楽しみ、季節の移り変わりを実感する。そんな時間がもうけられています。 老人ホームでの定番のイベント一覧 1月初詣、新年会、七草がゆ、鏡開き2月節分、バレンタインデー3月ひな祭り、ホワイトデー、お彼岸4月お花見5月端午の節句、母の日6月父の日7月七夕8月納涼祭9月お月見、敬老の日10月運動会11月紅葉狩り12月冬至、クリスマス会、年越し 自由な外出 入居したら、外出制限されるのではないかと心配な方もいるのではないでしょうか? 入居後も在宅生活と同様に自由に外出ができる老人ホームもあり、中には24時間外出や面会を許可している生活の自由度が高いところもあります。 外出が好きな方は、好きな時間に出かけられますし、家族に顔を見せることなども可能です。 訪問理美容 「若々しく綺麗でいたい」「身だしなみを整えて気分転換したい」といった気持ちは何歳になっても大切です。 多くの老人ホームでは、定期的に訪問理美容サービスを提供しています。老人ホームに理美容師が訪問し、館内に即席の理美容室がオープン。要介護認定を受けた入居者に対し、ヘアカットや顔そり、カラー、パーマなど一般の理美容室同様のサービスをしてくれます。 訪問理美容は介護保険の適用外のサービスですが、自治体から費用助成が出ることもあります。 移動販売 最近では月に数回、移動販売サービスを取り入れる老人ホームが増加しています。 移動販売の内容としては、生活雑貨やお菓子、服飾雑貨などがあります。気になる商品を手に取り、迷ったり比較したり、支払い時に使用機会が少ない現金を使って計算するとリハビリテーションにも繋がります。そして何より、リフレッシュした時間が過ごせます。 移動販売の日を楽しみのひとつにしている入居者も多く、当日売り場周辺はとても賑わいます。近年スーパーマーケットや大手コンビニエンスストアなども参入しており、老人ホームでの生活をより便利なものにしてくれます。 老人ホームの1日の流れに関するよくある質問 老人ホームではいつ入浴していますか? 基本的に午前の入浴であることが多いです。看護師による健康チェックを終えた人から入浴に向かうのが一般的で、入浴の回数については週2回としている施設が多いです。 また、比較的人数が多い施設では午前・午後と入浴時間をわけている場合もあります。 就寝後トイレに行きたい場合はどうすれば良いですか? 夜間はスタッフが介助が必要な人のために見回ったり、ナースコール対応をするので安心です。また排泄介助のほかに、自力で身体の向きを変えることが困難な人のために身体の向きを変える「体位交換」をおこなったりと業務はさまざまです。 老人ホームでは自由に外出ができますか? 老人ホームの中には自由に外出できる施設も多数存在します。家族との外出はもちろんのこと、友人との旅行へ行ける施設も中にはあります。施設により外出の条件はさまざまなので、入居の際は施設へ確認しましょう。 { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [{ "@type": "Question", "name": "老人ホームではいつ入浴していますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", ...

2022/01/11

老人ホームで母の日に何をプレゼントする?|レクリエーションも解説

毎年5月の第二日曜日は母の日です。老人ホームに入居している母親に、ありがとうの気持ちを伝えたい場合に、プレゼントはできるのでしょうか。また、老人ホームで母の日を盛り上げるためにどのようなイベントがおこなわれているのかなどを紹介します。 【ご家族の方】老人ホームにいる母にプレゼントを渡したい せっかくだから母の日には母親に喜んでもらえるものを贈りたい! 老人ホームにいる母親へのプレゼントはどのようなものを贈ったらいいでしょうか。母の日の贈り物で花束や食品は定番ですが、実は老人ホームではトラブルの元になることも。手紙や写真、メッセージカードなど心のこもったものが喜ばれます。 介護施設に入居している母親にプレゼントを贈るときの注意点 老人ホームに入居している方へプレゼントを贈るときはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。気をつけたいポイントは主に以下のような点です。 共同生活にふさわしい物を選ぶ 介護を妨げない物を選ぶ 健康を害さない物を選ぶ スタッフやほかの入居者に褒められる物を選ぶ 共同生活にふさわしい物を選ぶ 老人ホームでの生活は共同生活になります。香りが強いものや大きな音が出るものなどは他の方の迷惑になることも。花束や鉢植えも、贈られた方自身でお世話ができなければ職員の負担になってしまいます。 プリザーブドフラワーやハーバリウムなど、手間をかけずに華やかさを楽しめるものがおすすめです。また、高価なものや他の方がうらやむものは、盗難などのトラブルの元になりかねません。なるべく避けておいた方が無難でしょう。 介護を妨げない物を選ぶ 老人ホームで介護を受けている場合は着脱しやすくシンプルな服装でいることが大切です。 老人ホームでも素敵なものを身につけて欲しいという気持ちから、大きな飾りがついていたり、伸縮性のない衣類を選ぶと、介護の妨げになってしまいます。衣類をプレゼントするときは、ちょうどいいサイズ、伸縮性のある素材、ボタンホールがないものを選ぶようにしましょう。 健康を害さない物を選ぶ 高齢になると高血圧や高血糖といった持病を抱えて、食事制限をされていることもあります。グレープフルーツや納豆は血圧の薬に影響しますし、血糖値が高い方に甘いものを贈るのはもってのほかです。 高齢者の方への贈り物は健康を害さないものを選ぶのが鉄則です。たとえば最近人気のペットロボットなどはいかがでしょうか。かわいらしいペットロボットなどは癒やしになるだけでなく、会話することで脳トレにもなるので人気です。迷ったら施設に相談してみましょう。 スタッフやほかの入居者に褒められる物を選ぶ 素敵なプレゼントが贈られることで、ほかの入居者の方や介護スタッフの方から「素敵ですね」「趣味がいいですね」などと声をかけられたり褒められたりすると嬉しくなります。 介護の妨げになったり、健康に影響がないものであれば、母の日のプレゼントはぜひ工夫を凝らして、老人ホームで話題になるようなものを選びましょう。 老人ホームへのプレゼントの送付や梱包には注意しよう 離れて住んでいる場合など、どうしても直接渡せず宅配などを利用される場合も多いでしょう。確実に入居されている方に届けてもらうために施設名をしっかりと記入し、大きい施設の場合は階数や部屋の名前も記入するようにすると間違いが起こる機会を減らせます。壊れやすいものをご自身で配送する場合は、緩衝剤をいれるなどしっかりと梱包するのをお忘れなく。 介護スタッフが困った母の日のプレゼント 実際に母の日に老人ホームに届くプレゼントの中には困ってしまうものもあります。そのひとつがスイーツのプレゼントです。 特に普段甘いものを制限されている方に「母の日くらい特別に甘いものを」という気持ちで送るのでしょうが、健康面を考えれば良いことではありません。施設のスタッフもプレゼントなので食べさせてあげた方が良いのか、やめた方が良いのか判断に迷ってしまいます。 また、認知症の方がいる場合は、わからずに口に入れてしまう危険もあります。贈られた鉢植えの花に入っていた固形の栄養剤を食べてしまったというトラブルもあるそうです。不安に思ったら施設の方に相談してから贈るようにしましょう。 【施設スタッフの方】母の日を盛り上げるイベントやレクリエーション 老人ホームでも母の日にあわせて、さまざまなイベントやレクリエーションを開催します。母の日を盛り上げるイベントの内容や工夫について紹介します。 家族を招いて食事会もできる 母の日には家族を招いて食事会を行う老人ホームもあります。普段はなかなか食事を一緒にする機会がない母親とゆっくり食事を楽しめます。 メニューはお寿司や天ぷら、蕎麦といったいつもの食事よりも豪華なものに。老人ホームでの食事ですから、食べやすいかたさや大きさ、状態も管理されているので安心です。さらにケーキやプリン、和菓子などのスイーツも用意されたり、母の日らしいスイーツブッフェなどを催す老人ホームもあるそうです。 対応は施設によって異なりますので、気になる方は施設に確認してみましょう。 母の日は飾り付けも重要 母の日の明るく華やかな気分を盛りあげるために飾り付けも欠かせません。 赤や白、ピンクといったカーネーションを思わせる色合いの画用紙を、ハートの形に切り取ります。「お母さんありがとう」や「母の日」といったメッセージを書いて、ハートを紐で横に繋げればハートのかわいいガーランドの完成!吊したり窓側に飾って楽しめます。 赤やピンクのお花紙でカーネーションの花を、緑の折り紙や画用紙で茎と葉を作り、かわいい包装紙などで壁にブーケを作るのもおすすめです。 母の日におこなわれるレクリエーション 母の日はいつもと違う特別なレクリエーションも開催されます。母の日にぴったりなレクリエーションとその内容について説明します。 カーネーション作り 母の日と言えばカーネーションは欠かせません。 手の形に切った画用紙とお花紙で作ったカーネーションで1輪のカーネーションを持っているように見える手形アートカード。逆さにした紙コップに切り込みを入れ写真や画用紙や折り紙で作ったカーネーションを飾れるお花の写真立てなど。手作りでカーネーションを作って盛り上げましょう。 美容レクリエーション 外出の機会が減ってお化粧などをすることも少なくなったという方に喜ばれるのが、メイクやネイルをしてもらえる女性ならではのレクリエーションです。老人ホームによっては、美容学校やボランティアの方の協力で行う場合もありますが、女性介護スタッフで行うこともあります。きれいになった爪やメイクされたお顔を鏡で見て喜ばれる方も多く、人気の母の日のレクリエーションです。 子供達との交流レクリエーション 近隣の幼稚園や保育園の子供達との交流レクリエーションが行われる施設も少なくありません。認知症や寝たきりの方も、子供達との交流を通してご自身の育児の体験などを思い出し、幸せで特別な時間が心によみがえります。母の日にちなんだ歌を子供達と一緒に歌うなどして楽しい時間を過ごすことができるでしょう。 サプライズレクリエーション 事前に家族の方に協力してもらい、メッセージ入りのビデオレターでサプライズレクリエーションはいかがでしょうか。母の日当日に大きなスクリーンで流せば、会えなくても盛り上がります。最近では動画も送りやすくなっているので、家族の協力も得られやすく入居者の方にも喜ばれます。 感謝の気持ちを伝える良い機会 母親に感謝の気持ちを伝えたくてもなかなか照れくさいものですが、母の日なら老人ホームに入居している母親に気持ちを伝える良い機会です。 母親に会いに行ったり、ビデオメッセージを送ったり、喜ばれる贈り物を贈ったりとさまざまな方法で感謝を伝えてみましょう。施設のスタッフの方も家族の方と協力して、ぜひ素敵な母の日にしてください。 老人ホームでの母の日に関するよくある質問 母の日のプレゼントに何を贈ったら良いですか? スタッフやほかの入居者に褒められる物をプレゼントしてみましょう。素敵なプレゼントが贈られることで、周りから「素敵ですね」「趣味がいいですね」などと声をかけられたりすると入居者自身も嬉しくなることでしょう。 母の日に贈ってはいけないものは何ですか? 「介護を妨げる物」「健康を害す物」「共同生活に相応しくない物」が挙げられます。 特に食べ物については、持病により食事制限があったり、食べる物によっては薬が上手く作用しなくなってしまう場合もあります。食べ物を贈る際は、事前に施設へ相談しましょう。 老人ホームでの母の日はどんなことをしていますか? 「カーネーション作り」「美容レクリエーション」などが主に挙げられます。 施設によっては地域の園児を招待して交流をしたりとさまざまで、男性の入居者にも楽しんでもらえるように配慮されています。また、家族が日頃の感謝を込めサプライズでビデオレターなどを送るといったこともできます。 { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [{ "@type": "Question", "name": "母の日のプレゼントに何を贈ったら良いですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", ...

2022/01/07

【季節のお楽しみ】老人ホームの行事食|メニューを一挙公開

老人ホームでは季節にちなんだ食事や行事食が提供されています。中には家庭では味わえないメニューもありますが、どのような目的で提供されているのかも含めて解説します。 老人ホームで提供される行事食とは? 老人ホームでは食事がマンネリ化しないように、生活の一部として楽しんでもらえるような献立作りや取り組みがおこなわれています。 例えば、複数あるメニューの中から好きなものを選んで食べられるブッフェ方式は、自分で選べるということだけでなく目でも楽しめることから入居者に人気です。 目の前で魚をさばき新鮮な魚を提供してもらえたり、懐石料理やコース料理のような料理を楽しめる場を設ける老人ホームもあります。 また、日本古来から大切にされてきたお正月や節分、七夕と言った行事にちなんだ料理は、多くの老人ホームで提供されています。 行事食の目的 老人ホームで提供される行事食には、以下のような目的があります。 食欲を増進させる季節感を味わえる生活の質を向上させる 食欲を増進させる 老人ホームの中では活動量がある程度決まっており、いつも決まった時間に同じメンバーと食事をすることになります。 変化が少ない老人ホームでの行事食は、普段と違ったものを食べることで箸が進み、食欲を増進させる効果があります。行事食となるとイベントがおこなわれることもあり、生活にも変化が生まれることで食欲が増進することもあります。 季節感を味わえる ずっと屋内で過ごしていると、四季を感じたり季節感のない生活となってしまいがちです。 老人ホームでの生活は室温や湿度が管理され、快適に過ごしやすい半面、季節感を感じる機会が少なくなってしまうもの。老人ホームでの行事食は、日頃忘れがちな季節感を感じられ目でも楽しめるよう工夫がこらされています。 生活の質を向上させる 老人ホームでの食事は、食べやすさや栄養バランスなどを考慮した献立となっています。そのため食材の大きさや種類などが単調になりやすい面もあります。 老人ホームでの行事食は、普段と違うメニューとなるため普段の食事との違いを楽しんでもらえるよう作られています。行事食には特別感があるので、いつもより楽しく食事ができるという方も多いです。 提供される季節のお食事の例 実際に老人ホームでは行事食や季節に合わせた食事が提供されています。以下では、月ごとのメニュー例をご紹介します。 ~おせち・お雑煮~ 1月の行事と言えばやはり「お正月」。1月の行事食にはおせち料理やお雑煮は欠かせません。また、1月7日には胃や体をいたわり、一年の無病息災を願って食べる七草がゆもあります。 おせちやお雑煮は地方によってお餅の形も違います。おすましだったり白味噌だったりと地域によって違いがあります。七草がゆは柔らかさがトッピング、味つけを変えられ、目でも味の変化も楽しめます。 ~バレンタインデー~ 2月の行事は2月3日の節分や、2月14日のバレンタインデーがあります。 見た目もきれいな恵方巻ですが、海苔が噛み切りにくいこともあり老人ホームで提供されるときは海苔を使わないことも多いようです。バレンタインと言えばチョコレートですが、チョコ味のプリンなどにしたりハート型にメニューを盛りつけたりとアレンジできます。 ~ひなまつり~ 3月の行事には3月3日のひなまつりとお彼岸があります。ひなまつりには、華やかさもあって食べやすいちらし寿司や菜の花を使ったメニュー、菱餅に似せた盛りつけなどさまざまなアレンジが楽しめます。 お彼岸のぼた餅は喉に詰まらせてしまう危険があるので、その心配の少ない寒天のデザートなどに代用されることもあるようです。 ~お花見~ 4月は桜の季節ということもあり桜寿司やたけのこご飯などお花見弁当のようなメニューが提供されることが多いようです。山菜や春野菜を使ったメニューや、桜餅といった春や桜のメニューで季節感を感じられます。 ~端午の節句~ 5月の行事と言えば端午の節句。柏餅やちまきをメニューに取り入れている老人ホームも多いようです。また、ちらし寿司をこいのぼりの形に盛りつけたり、こいのぼりの形をしたケーキなどを提供するところもあるようです。 ~和菓子~ 6月は旧暦で「水無月」と呼ばれることから、ういろう生地に小豆を乗せた水無月という和菓子を食べることが多いです。 じめじめとした梅雨の季節に当たることから豆や夏野菜を使った料理や、さっぱりとした梅を使った料理やデザートなどでを出して季節を感じられるようにしています。 ~七夕・土用の丑の日~ 7月の行事は、7日の七夕や土用の丑の日があります。七夕にはちらし寿司やそうめんなど、食べやすくさっぱりとしたメニューが好まれます。土用の丑の日のうなぎも、細かく刻んで混ぜご飯のようにするなど工夫をしながら提供されています。 ~精進料理~ 8月にはお盆ということで精進料理や、夏祭りの屋台を思わせるメニューが人気です。食欲が落ちやすい季節でもあるので、味つけを濃いめにしたり食事が楽しくなるよう見た目を工夫したりして、少しでも入居されている方に食べてもらえうように努めています。 ~重陽の節句~ 9月には五節句のひとつである重陽の節句があり、邪気を払い長寿を願うと言われている菊の花を食べる習慣があります。菊花をあしらった料理を食べたり、栗ごはんも人気です。また、十五夜の月見団子なども噛み切りやすいお団子で楽しみます。 ~ハロウィン~ 10月の行事ではハロウィンが人気です。かぼちゃを使った料理は老人ホームの入居者の方にも親しみやすいので、パンプキンスープやかぼちゃ団子など料理にもデザートでも大活躍です。 ~紅葉狩り~ 11月は食欲の秋ということもあり旬の食材が豊富でおいしい季節です。紅葉狩りを思わせる行楽弁当や炊き込みご飯、旬のきのこを使った料理が多いです。 ~クリスマス・大晦日~ 12月の行事といえばクリスマスと大晦日です。年間を通してデザートは提供されていますが、いちごの乗ったショートーケーキは入居者の方にも人気です。 大晦日には年越し蕎麦は外せません。鴨肉や鶏肉、大根おろしなどを乗せて栄養バランスにも考慮されています。 そのほかの行事食 毎月の行事食だけでなく、老人ホームではさまざまなイベントがあり行事食が提供されています。 また、大事なのは食事を通して季節感を味わってもらうことです。食堂のレイアウト・BGM・食器など楽しく食事をするための「環境づくり」も大切です。 誕生日会 毎月お誕生会が開かれる老人ホームも多く、その際には食事にケーキが付いていたり、お誕生会を盛りあげるごちそう感のある華やかなメニューが提供される場合が多いようです。 パンやデザートなどのバイキング まるでホテルやカフェのような気分で楽しめる、パンやデザートなどのバイキングは老人ホームでも人気のメニューです。ゼリーや果物、低糖質のデザートもあると甘いものが得意ではない方や健康が気になる方にも喜ばれます。 行事食の料金は施設によってさまざま 基本的に老人ホームでの食事代は月々の利用料金に含まれていることが多く、行事食が提供されても特別な料金が必要になることはほとんどありません。ですが、施設によって食堂スタイルやレストランスタイルなどがあり、施設の種類によって値段が変動する場合もあります。 また、入居者の状態によりソフト食やきざみ食、ミキサー食などになったり、食事の種類や選んだメニューによって食事代が変わることもあります。 行事食の料金は施設によっても異なりますので、行事食の内容や料金については施設に確認しましょう。 行事食は毎日の生活に活力を与えてくれる 毎日食べる食事はもちろん、目でも舌でも楽しめる行事食は老人ホームでの生活に活力を与えてくれます。特に、食べることが大好きだった方には、行事食を含めた食事のメニューや味つけなど好みに合わないと、老人ホームでの生活自体に拒否反応を起こしてしまうことも考えられます。 老人ホームを見学する際には試食ができる場合もあるので、入居する方の好みに合わせて老人ホームを選ぶのもひとつの方法でしょう。 老人ホームの行事食に関するよくある質問 老人ホームではどんな行事食が出ますか? 老人ホームでは食事がマンネリ化しないように毎月、行事食を提供していることが多いです。例えば、1月には「おせち料理」、3月にはひな祭りで「ちらし寿司」、5月には端午の節句で「柏餅やちまき」、12月にはクリスマスで「ケーキ」が出たりと施設によってさまざまです。 行事食にお金はかかりますか? 基本的に行事食の料金は月々の食費に含まれていることが多いです。ただし施設によって、レストランスタイルやバイキングスタイルなど形態はさまざまで、それにより金額の変動がある場合があります。 老人ホームで行事食を提供する目的は何ですか? 「食欲の増進」「季節感を感じる」「生活の質を向上させる」といったことを目的としています。 変化が少ない老人ホームで、行事食を食べることにより四季を感じ取ったり、普段とは違うものを食べることで箸も進みます。また、いつもと違うものを食べることで普段より楽しく食事ができるという声も多いです。 { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [{ "@type": "Question", "name": "老人ホームではどんな行事食が出ますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", ...

2021/12/29

老人ホームでのクリスマス会は何をする?|レクリエーション5選と気をつけたい10のポイント

季節のイベントとして代表的なもののひとつ「クリスマス会」。老人ホームの入居者にもクリスマス会を楽しんでもらえるといいですよね。 そこで今回は、老人ホームでクリスマス会を開催するメリットやおすすめの催し物などを紹介します。 老人ホームでのクリスマス会の目的 クリスマス会というと、子供や若い人たちが楽しむイメージが強いかもしれませんが、多くの老人ホームでも開催されています。 老人ホームでクリスマス会を開催する目的は、単調な日々が続きがちな老人ホームでの生活の中で、クリスマス会への参加を通じて、季節の変化を感じたり、他の入居者や職員たちと交流深めることです。 クリスマス会に参加することで入居者の方々が明るく前向きな気持ちになってもらうことにあります。 老人ホームでのクリスマス会のメリット ここからは、楽しい季節イベント、クリスマス会を老人ホームで開催するメリットをいくつか紹介します。 身体機能の維持・向上 クリスマス会でのさまざまなレクリエーションや催し物を通じて、普段あまり使っていない身体の部分を動かすことで、身体機能の維持や低下を予防できます。 また、笑ったり大きな声を出すことは、ストレス発散にも繋がります。特に笑うことは身体に様々なプラスの影響があるといわれています。 クリスマス会の会場の装飾や準備などを、職員だけでなく入居者でおこなうことも適度な運動につなげることができます。 脳の活性化 クリスマス会という特別な雰囲気のあるイベントは、日々単調な生活をおくりがちな入居者にも非日常という刺激的な機会となり、脳の活性化にも効果的です。 また、ゲームやレクリエーションを通じて、普段使わない頭を使ったり、ほかの入居者や職員とコミュニケーションをすることでも脳の良い刺激になります。 社会とのつながり 老人ホームでのクリスマス会は、入居者や職員だけでなく、外部の地域ボランティアの人や入居者の家族などが参加されるケースも多いです。 普段はどうしても限られた人としかコミュニケーションをとれない入居者が、クリスマス会で施設外の人たちと交流をすることで、社会とのつながりを再び意識し、前向きで意欲的な気持ちをもつことができまるようになります。 高齢者にとってクリスマスのイベントはあまり馴染みのないものかもしれません。だからと言ってイベント内容を強引に高齢者世代に合わせるのではなく、敢えて「流行している曲」などを取り入れることで、孫世代との会話のきっかけになるかしれません。季節行事は、多世代の交流の場とも言えるでしょう。 生活の質の向上 クリスマス会の事前の準備を手伝うことで達成感を感じたり、クリスマス会に参加して、多くの人とコミュニケーションをとることは入居者にとって大事な時間になります。 今年のクリスマス会が楽しかったから、また来年もぜひ参加したい。そんな気持ちをもってもらえれば、クリスマス会が生きがいのひとつになって、毎日の生活も意欲的にに過ごせるようになるかもしれません。 クリスマスの飾り付けは楽しむために重要 クリスマスの雰囲気を演出するためには、飾り付けはとても重要な要素のひとつです。クリスマスツリーを置いたり、壁や窓ガラスに、サンタクロースやプレゼント、星や雪といったクリスマスにちなんだ絵や切り紙を貼ってみると、だいぶ雰囲気がでてきます。 ツリーは本物の木が難しい場合は、市販されている布製のタペストリーを使ってもいいかもしれません。会場からクリスマスの雰囲気が伝わってくるとわくわくする気分になりますよね。 飾り付けは入居者と一緒に クリスマス会の飾り付けは、可能な限り入居者で協力して準備することをおすすめします。自身で絵を書いたり紙を切って飾りを作ったり、実際に装飾を考えたりすることは、普段使わない頭を使うことになり、また手先に集中することなどにより脳の活性化に繋がります。また、実際に自分たちが準備したという達成感や満足感は、これからの入居者のいきがいにも繋がります。 クリスマス会を楽しむためのレクリエーション5選 クリスマス会といえば、みんな楽しめる催し物も目玉のひとつです。クリスマス会にぴったりな催し物をいくつか紹介します。 合唱 クリスマスの定番ソングや童謡を、入居者や職員でみんなで歌うとクリスマス感がより高まります。選曲は高齢者の方々も口ずさむことができるような定番ソングを選定しましょう。最近の歌を選定する場合は、多世代の交流を意識した企画をすると良いでしょう。 「きよしこの夜」「ジングルベル」「赤鼻のトナカイ」などの定番ソングが良いと思います。歌詞カードの用意があるとよいですね。歌を歌うことは、ストレス発散になるだけでなく、身体機能の維持や向上、認知症予防にも効果があると言われています。 マジックショー クリスマス会では、マジックショーも盛り上がります。本格的なマジシャンを招待してマジックを披露してもらうのも良いですが、プロではなくてもマジックが簡単にできる市販のグッズも手軽に購入できます。 高齢者には複雑なものより簡単なマジックのほうがわかりやすく楽しんでもらいやすいので、逆に身近な職員によるマジックショーのほうが盛り上がるかもしれません。衣装をマジシャン風にしてみるなど演出を工夫してみてもよいかもしれません。 ダンス 定番のクリスマスソングに合わせて、みんなでダンスを踊るのもおすすめです。高齢者でも簡単に覚えられて、あまり激しいものではなく、軽く体を動かせるような振付を考えてみんなで踊りましょう。 入居者同士の一体感も生まれて盛り上がると思います。座ったままでできる振付でも問題ありません。振付を覚えようとすることは脳の活性化にも繋がりますし、簡単なダンスは高齢者にとって適度な運動になります。 ハンドベル ハンドベルの音色は、クリスマスの雰囲気の演出にもぴったりですし、穏やかな音色は聞く人たちへのリラックス効果も期待できます。 職員によるハンドベルショーは見ていて楽しいですし、入居者が実際に役割のパートを決めて演奏に参加しても良いでしょう。その場合は、あまり速すぎるてんぽの曲ではなく、「きよしこの夜」のようなゆっくりとした曲がおすすめです。 うまく曲の演奏ができた場合には、達成感を味わえたり一緒に演奏した入居者や職員の人たちとの一体感も生まれてくるでしょう。 サンタクロースが登場 クリスマスといえばやっぱりはずせない存在がサンタクロースです。スタッフの中からサンタクロースに扮する人を決めて登場してもらいましょう。身近な人がサンタクロースの仮装をしているのを見るだけで楽しい気持ちになり、サンタクロースからプレゼントがもらえたら入居者も自然と笑顔になることでしょう。 .point { position: relative; border: 3px solid #f08d18; margin-top: 40px !important; } .point::before { background: #f08d18; content: "POINT"; color: ...

2021/12/28

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