蓄積してきた知見をもって、より良いご提案をする。それが、私たちプロの入居相談員の仕事だと思っています

蓄積してきた知見をもって、より良いご提案をする。それが、私たちプロの入居相談員の仕事だと思っています

更新日 2022/06/30

「いい介護」の入居相談員としては最も長いキャリアを誇る高橋さん。そんな彼女から、“老人ホームの紹介”という文化もなかった時代から介護施設に、そしてお客様に理解をいただくために奮闘してきた、その歴史を深掘りしてきました!

ー高橋さんは入社が2007年ということで、入居相談員としては最もキャリアが長いんですよね。そもそも入社のきっかけは何だったんですか?

高橋
前職を辞めるというタイミングのときにちょうど、エイジプラスが名古屋支社を起ち上げるという話があって。当時は老人ホーム・介護施設に関する知識なんてなかったですけど、支社の立ち上げに関われるというのが楽しみだったのを覚えていますね。

ー何から何まで初めてで、大変だったでしょう?

高橋
まず、老人ホーム・介護施設というのはどういうところ?という、初歩中の初歩からのお勉強でした(笑)。要介護度が…とか、医療行為が…なんて本当に未知だったので、1週間近く大阪で研修を受けて、知識だけは詰め込んで。

当時は大阪にしか拠点がなく、名古屋に提携してる施設がないわけですから、紹介しようにもできないわけで。

ーですよね。そうすると、紹介先としての介護施設との提携も、高橋さんの仕事だったわけですね。

高橋
大変でしたね~。そもそも当時は、「老人ホームの紹介」なんていうサービスも認知度はほとんどなかったので、施設さんからうさん臭そうに見られたりして(苦笑)。

ー営業に行くということは、実際に施設の様子を見る機会も多かったんじゃないですか?

高橋
最初の頃は本当に、“施設に足を運んでなんぼ”という感じでしたからね。おかげで老人ホーム事情にすごく詳しくなりましたよ。

ー大変だったけど、それが財産になっている、という感じですね。だから相談に来られるお客さまにも、詳しくご説明することができるんですね!

高橋
そうですそうです。知らぬ間に筋トレして、知らぬ間に強みになってた、みたいな感じですね(笑)。エイジプラスの相談員はみんなそうです。“育てられ方が違う”とでも言うんでしょうか。

ー育てられ方…?

高橋
私たちは、「問い合わせがありました。問い合わせの通りに資料をお送りしましょう。施設見学を設定しましょう」という仕事はしていません。

お客さまのお話をしっかり聞いて、その上で、希望されている施設は本当にお客様の要望に合っているのかを考えて、もっと要望に沿う施設があると判断したら、こちらからご提案して…というものなんです。

ー言われたことに対応するだけだったら、機械でもいいですもんね。

高橋
長年、蓄積してきた知見をもって、お客様により良いご提案をする。それが、長年にわたって知見を培ってきた私たちプロの相談員の仕事ですからね。

「相談して良かった」。そのひと言だけで報われますよね。私の仕事で、ご本人はもちろんご家族も救われたのであれば、それが何よりです。

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ーこれまでの相談業務の中で、印象に残っているお客さまはいますか?

高橋
「この人は!」という印象はないんですけど、大変だったな~と思う案件はありましたね。

ーそれはどういう?

高橋
相談に来られて、「今日、今すぐ入居したい」というケースで。入院されていて、明日には退院するから退院後の住まいを見つけて欲しい、と。

ーいや、無理でしょう(笑)。見学はともかくとして、書類の準備やら何やら、いろいろやることがあるのに…。

高橋
それが、入居できたんですよ。正確には翌日でしたけど。

ー実際に相談を受けてから入居までの流れは、どんな感じだったんですか?

高橋
病院までお伺いして、ご本人の状態を確認して、ご家族とお話をして。一方では施設探しもしなきゃいけなかったんですが、たまたま空室のあった施設で、医療行為的にも条件が合致したので、施設さんの方も「なんとか頑張ります!」と仰ってくださって。本当にたまたまですけどね。

ご本人とご家族と一緒に見学に行って、即入居でした。私の中ではもちろん最速記録です(笑)。

本来であれば、見学時に申し込みだけして一旦帰って、それから診断書などの必要書類を準備して、その後に本人面談をして…という流れがあるんですけど、それらを全部、1日で完了させたんです。

ーでも、そうして施設さんの方からも「頑張ります!」と言ってくださるということが、いかに日頃から施設との関係性を築けているか、ということの裏付けでもありますね。

高橋
辛い筋トレの日々の成果、ですね(笑)。

ーこの感じだと、もっと大変なケースも多そうですね。

高橋
在宅での介護中って、家族間で言い合いになったりケンカしたり…なんてケースも多いですよね。本当に、「このご家族は、このままの状態でいたら崩壊してしまうかもしれない」と思うことも多いです。

ー“介護疲れ”や“介護崩壊”といった言葉も、残念ながら一般化してきてしまいましたしね。

高橋
「このままでは私、母を殺してしまうかもしれません」なんていう方もいらっしゃいました。そうなってしまう前に私たちにご相談くだされば、少しでも助けになってあげられるので、ぜひお早めにお越しください!

【プロフィール】
高橋弘美/入居相談員歴:2007年~
新潟県生まれのB型。名古屋をはじめ、東海地区で“老人ホームの紹介”という文化をつくったのは、何を隠そうこの人。プライベートではボウリングが大好きで、多いときで週に2~3回はボウリング場に通うとか。

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