食事やレクリエーション、入浴の介助など、日帰りで介護が受けられるデイサービス。利用してみたいけど、「どうやって通えば良い?」「送迎には費用がかかるの?」といった不安をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、デイサービスを利用する際の送迎について詳しく解説します。
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デイサービスでは、食事や入浴と同じように送迎もサービスのひとつとして提供されるため、家族が送り迎えをする必要はありません。事業所が定めた送迎範囲内であれば、どなたでも送迎してもらえます。
複数の利用者が乗車するので、デイサービスの送迎にはワンボックスカーの使用が一般的です。
車いす用のリフト付き福祉車両を導入している施設も多く、車いすが必要な人も送迎を依頼することができます。
送迎可能エリアは、それぞれの事業所が独自に定めて行政に届け出ます。施設ごとに異なりますが、一般的には車で片道30〜40分以内であれば利用できるようです。
住まいが、通いたい施設のサービス対象エリアに該当していない場合は、家族の送迎やタクシーで通う必要があります。
住所や送迎ルートによっては、エリア外でも対応してもらえることがあるので、事前に事業所に確認してみましょう。
効率的な送迎ルートを設定し、デイサービスの開始時刻や終了時刻に合わせて複数の家を回って送迎します。同乗する利用者が多いほど乗車時間が長くなってしまうので、利用者が多い施設は、利用者の負担を考慮し何便かに分けて送迎することもあります。
時間の希望がある場合は相談に乗ってもらえることもありますが、道路事情や同乗者の乗降にかかる時間によって到着時刻が前後することもあり、必ずしも希望通りにはいかないことを理解しておきましょう。
送迎費用はデイサービス料に含まれているので、追加料金は発生しません。送迎を利用しない場合は単位が減算され、自己負担額も安くなります。
事業者による送迎サービスを利用せず、家族が送迎することも可能です。
家族が送迎する際は、施設が定めた時間を守る必要があります。到着時間が遅れて希望のレクリエーションに参加できなくなってしまったり、営業時間内にお迎えに行けず施設の職員に迷惑をかけてしまう、などの問題が起きないよう注意が必要です。
また、施設から駐車場が混雑する時間帯を避けて送迎するようお願いされることもあります。
送迎を利用しない場合は料金が安くなります。片道を利用しない場合47単位/1日、往復で94単位/1日の減算となります。
1単位の金額は地域によって異なり、1単位あたり10円〜10.9円です。そのうち自己負担の1割〜3割の金額が割引となります。
利用者の安全を守るため、利用者一人での来所はおすすめできません。
基本は自宅の前に駐車しますが、道幅が狭いなど、道路事情によっては近隣の停めやすい場所に駐車することもあります。
道路を塞いでしまったり、共有の敷地に停めさせてもらうなど、近所の方に迷惑をかけてしまう可能性がある場合は、事前に送迎の曜日や時間帯をお伝えしておくと良いでしょう。
送迎ルートの指定はできません。常に複数の利用者を送迎する最適なルートを組んでおり、当日の欠席者の関係で毎回ルートが変わる可能性もあります。
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