物価高が続き、年金で暮らしている高齢者への負担が深刻化しています。厚生労働省が実施した「国民生活基礎調査」によると、高齢者世帯の過半数が「生活が苦しい」と感じていることが明らかになりました。
かつての「リタイア後は悠々自適」というイメージは、もはや過去のものになってしまったのでしょうか。
本記事では、最新の公的データを参照しながら「高齢者のリアル」を見ていくことにします。
2024年、厚生労働省は国民の生活実態を明らかにするためにおこなった「国民生活基礎調査」の結果を公表しました。
アンケート調査にて生活の困窮度を調べたところ、高齢者世帯のうち25.2%が「大変苦しい」、30.6%が「やや苦しい」と回答したことが判明。つまり、高齢者世帯の実に半数以上が「生活が苦しい」と答えたことが明らかになったのです。
一方で、「生活にゆとりがある」と答えたのは、「ややゆとりがある」「大変ゆとりがある」両方の回答を合わせても、高齢者世帯全体のわずか4.2%にとどまりました。
以上の調査結果から、高齢者世帯の多くが「生活が苦しい」と感じていることがわかります。
老後を少しでも豊かに過ごすためにはどうすれば良いのでしょうか?
定年退職までにまだ時間のある現役世代は、月々の負担額に400円をプラスすることで将来の受給額を増やせる「付加年金」を利用すると良いでしょう。
また、少しずつ運用額を積み立てていくことで、公的年金とは別に給付を受けられる私的年金制度「iDeCo」を活用してみても良いかもしれません。
一方、すでに定年退職をしたシニア世代は「高額療養費制度」や「介護保険制度」といった公的な制度を賢く使うことで、経済的負担を大きく抑えられる可能性があります。自分が利用できる制度がわからない場合は、「地域包括支援センター」で一度相談してみることをおすすめします。
参考
厚生労働省(2024)「国民生活基礎調査の概況」
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