認知症予防は多くの方の関心事ですが、いつから、どれくらいの運動が効果的なのかという疑問がありました。この度、米国の長期的な研究により、認知症リスクを大幅に下げる身体活動の「黄金期」が科学的に示されました。
まず認知症を遅延または予防するために、身体活動が重要であることはすでに広く認識されています。しかし、効果が最も現れる具体的な活動時期については、これまで不明確な点が残っていました。本研究は、人生のどの段階の身体活動が、認知症のリスク低減に最も関連するかを評価した最初の研究の一つとされています。
米国ボストン大学医学部の研究チームは、成人期(26歳以上)の参加者を対象に、最長37.2年間という極めて長期間にわたり身体活動レベルを追跡し、認知症発症との関係を調べました。参加者の身体活動量を下位20%から上位20%まで五つのグループに詳細に分類し、各グループの認知症リスクを比較分析するという方法で調査が進められています。
分析の結果、特に中年期(45~64歳)と老年期(65歳以降)に注目すべき関連が判明しました。この時期に活動量が上位40%に入るグループは、最も活動量が少ないグループ(下位20%)に比べ、認知症リスクが40%から45%も低下していることが明らかになったのです。一方、成年初期の活動レベルとの有意な関連は見られませんでした。この事実は、「40歳を過ぎたら動くべき」というメッセージを裏付けており、中高年期における行動変容の重要性を示唆しています。
この研究は、中高年期に運動を始めることの重要性を強く示唆しています。日々の小さな活動量を積み重ねることが、健康長寿への確かな一歩につながるでしょう。
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