食の欧米化にともない、ベーコンやソーセージなどの加工された赤身肉を日常的に摂取しているという人が増えました。しかし、その食生活には注意が必要なのかもしれません。
アメリカでおこなわれた最新の研究で、加工赤身肉を日常的に摂取している人はそうでない人に比べて、認知症の発症リスクが上昇する可能性が示されたのです。
今回の研究はハーバード大学の研究チームによっておこなわれ、その研究結果は「The American Journal of Clinical Nutrition」という医学誌に掲載されています。
今回、研究チームは、アメリカでおこなわれた大規模調査の参加者13万3771人を対象に、長期的な食生活と認知機能の変化を追跡しました。
その結果、加工赤身肉の摂取量が多い人はそうでない人に比べて、認知症の発症リスクが13%高いことが明らかになったのです。さらに、全般的な認知能力や言語を記憶する能力の老化が1.69歳早まることも判明しました。
一方、週に数回でも加工赤身肉をナッツや豆類に置き換えることで、認知症の発症リスクが19%低下し、認知機能の低下も1.4年分ほど遅らせられる可能性があることも発見しました。
以上の結果を受けて、研究チームは「加工された赤身肉の摂取量が多いと、認知症の発症リスクが高まる可能性が示唆された。認知機能の維持につなげるため、加工赤身肉の適切な摂取量を今後の食事ガイドラインに反映させるべきだ」としています。
近年、アメリカのラッシュ大学医療センターが認知症リスクを最小限に抑えることに特化した食事「マインド・ダイエット」を提唱しました。
それによると、ナッツや豆類に加えて、「玄米などの全粒穀物」「魚類」「緑黄色野菜」「オリーブオイル」などの食事が脳の健康に役立つといいます。
ラッシュ大学が提唱した「マインド・ダイエット」は、もともと健康的な食事だと言われていた、イタリアやスペインなどの地中海の食事がモデルになっています。地中海式の食事を積極的に取り入れて、健やかな毎日を送っていきたいですね。
「認知症を予防するのための食事療法 糖尿病や肥満の改善効果も」糖尿病ネットワーク
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。