慢性腎臓病が将来的な要介護リスクを高めることは知られていますが、日々の運動習慣がその「救世主」になるかもしれません。今回は、日本の高齢者を対象とした興味深い研究結果をご紹介します。
慢性腎臓病(CKD)は、進行すると腎機能が低下するだけでなく、将来的な要介護認定のリスクを高める要因となります。本研究は、CKDの重症度が要介護リスクに与える影響と、習慣的な身体活動がそのリスクをどの程度軽減できるかを検証することを目的としました。
研究は、要介護認定を受けていない65歳以上の日本人8,428人を対象に実施されました。参加者をCKDのリスクレベル(なし・中等度・高・超高)で4つに分類し、さらに「習慣的な身体活動」の有無でグループ分けを行い、その後の要介護認定リスクを詳細に分析しました。
分析の結果、運動習慣がない人ではCKDの進行に伴い要介護リスクが段階的に上昇し、超高リスク群では2.30倍となりました。対照的に、運動習慣がある人では、リスク上昇は超高リスク群のみに留まりました。この結果は、適度な運動がCKD患者の健康寿命を守る可能性を示唆しています。
毎日の少しの運動が、腎臓を守り、未来の自分を助けることにつながります。まずは散歩など、無理のない範囲で体を動かす習慣を始めてみてはいかがでしょうか。
参考
BMJ Public Health
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