2025年5月、番組制作やWEBサイトの製作・運営などを手がけてきた有限会社ラスト(以下、ラスト)は、高齢者施設で気軽に利用できる無料カラオケ動画サイト「カラオケ大好きどっと混む」をリリースしました。
同サイトを通じて、高齢者のQOL向上や介護現場の課題解決を目指すといいます。
ラストは2025年5月、高齢者施設で無料で利用できるカラオケ動画サイト「カラオケ大好きどっと混む」をリリース。同サイトが生まれた背景には、介護人員をレクリエーションになかなか回せないという実情があるといいます。
総務省統計局の調査によると、2024年9月時点での高齢者人口割合は29.3%で過去最多を更新したとのこと。高齢者が増えているということは当然、高齢者のケアをおこなう介護職員数も増員する必要があります。厚労省によると、2025年時点で245万人の介護職員が必要なのだそうです。
しかし、介護職員数の実態は、2021年度が214.9万人、2022年度が215.4万人、2023年度が212.6万人と、横ばいかやや減少傾向にあり、増え続ける需要には到底追いついていません。
以上のように人手不足が続く介護現場ではレクリエーションまで人員を割けず、共用スペースでただテレビを流すだけの状態になってしまうケースも少なくありません。
そこで生まれたのが今回の「カラオケ大好きどっと混む」。カラオケ動画に簡単にアクセスできる同サイトを利用してもらうことで、介護職員がレクリエーションに手をかけなくても利用者がより能動的に時間を過ごせるようになるといいます。
介護現場でスムーズに利用できるように、「カラオケ大好きどっと混む」には以下のような特長を持たせたといいます。
・広告が表示されないため、利用者がストレスなく利用可能
・利用者が好きな曲をマイリストに登録可能
・外付けのモニターや大型テレビに接続することで、施設のスペースで大人数で共有可能
みんなで歌を歌う時間が何よりも楽しみという利用者は少なくありません。同サイトが多くの施設で利用され、より気軽に利用者が歌を楽しめるようになると良いですね。歌を歌うことは、心身機能の活性化にもつながりますよ。
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