2025年8月に夏の年金が支給されましたが、そのやりくりが決して楽ではない高齢者も少なくないでしょう。実際、厚生労働省が実施した「国民生活基礎調査」によると、「生活が苦しい」「生活がやや苦しい」と回答した高齢者が55.8%と、過半数に上ることが明らかになっています。
本記事では、最新の公的データをもとに、高齢者の年休と生活費のリアルな実態について見ていくことにします。
高齢者世帯の経済的な厳しさが最もよく反映されているのが、生活保護の受給状況です。
厚生労働省が公表した「生活保護の被保護者調査」によると、2025年6月時点で生活保護を受給している全世帯のうち、高齢者世帯の占める割合が55.3%と、過半数を占めることが判明。さらに、その中でも51.5%は単身世帯でした。
この背景には、年金収入だけでは生活費を賄いきれない現状があることが考えられます。
総務省統計局の「家計調査報告」によれば、65歳以上の単身無職世帯では、年金などの可処分所得が平均約12万円なのに対し、生活費などの消費支出が約15万円に上ることが明らかに。つまり、毎月約3万円の赤字が出ている計算です。
この不足分は貯蓄から賄うことになりますが、十分な貯蓄ができていない場合は補いきれず、生活保護のサポートを借りることになります。
高齢者世帯の収支データを見てみると、「年金だけでは心もとない…」と不安に思った人もいるかもしれません。しかし、近年活発になってきた高齢者の再雇用制度などを利用し、就労することで足りない生活費を補うことが可能です。
実際、65歳以上の就業者数は年々増え続けており、最新の調査では過去最多の930万人に達したことが明らかになりました。
確かに年金額と生活費にギャップがあるのは事実ですが、将来を極度に悲観する必要はありません。最近では、iDeCoや新NISAなど、税金がかからない資産運用制度も生まれてきています。新たな制度もうまく活用しながら、自分らしいセカンドライフを実現していきましょう。
参考
「家計調査報告」総務省統計局
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