2025年、団塊の世代全員が75歳以上となり、日本は史上でも類を見ない超高齢社会を迎えました。超高齢社会にて、より大きな役割を担うことになるのが老人ホームなどの高齢者施設です。
自宅で余生を過ごしたいと考えている高齢者は多いですが、バリアフリー化が難しかったり介護度が上がりケアが困難になったりすると、施設への入居も検討する必要が出てきます。
施設への入居は、本人にとってもセカンドライフを豊かに過ごすための大事な選択。周囲の人が独断で決めてしまっては、後々のトラブルにもつながりかねません。
そこで本記事では、本人の希望に寄り添った施設選びについて考えていくことにします。
介護事情に詳しい吉田肇氏が「PRESIDENT Online」にて明らかにした調査によると、老人ホームへの入居について「本人が選んだ」と回答した人は1割以下で、9割以上の人が「家族が選んだ」と回答したことが判明しました。特に認知症が進行してからの入居では、その傾向はさらに強まるといいます。
「本人の認知機能が落ち、家族が施設を選ぶとなると、どうしても『費用が抑えられるか』『家から通いやすい場所にあるか』といった要素が優先されがちだ」と吉田さんは指摘します。
高齢者本人にとってもより良い施設を選択するためにも「自分はまだ元気だから」などと先延ばしにせず、意思がはっきりしているうちに、今後介護が必要になったときに入居したい施設について家族としっかり話しておくと良いでしょう。
気になった施設が見つかったら、実際に見学することでその施設での生活がよりクリアにイメージできます。
施設を見学する際、「職員のあいさつと表情」「看取りへの具体的な対応」「トイレと食堂の清潔感」「責任者の利用者やその家族に対する姿勢」をよく見ておくと良いと吉田氏はアドバイスを送ります。
吉田氏は看取りについて、「いつまでいられますか?」という問いに対し、「いつまででも大丈夫ですよ」という曖昧な回答ではなく、「昨年は10人の方が当施設で最期を迎えられました」などと具体的な回答をする施設の方が、看取りまで責任を持つ体制が整っていると考えられると言います。
介護の最初の相談窓口となるのは、各地域に存在する「地域包括支援センター」です。元気なうちから積極的に活用して来たるべき日に備えておくことで、より良いセカンドライフを実現できるでしょう。
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