「最近、人の名前が出てこない…」そんな悩みはありませんか?実はその原因、意外な「栄養不足」にあるかもしれません。
最新の研究で、あるミネラルの不足が認知症のリスクを大きく引き上げることがわかりました。
いつまでも若々しい脳を保つために、50代以上の方は必見のニュースをお届けします。
亜鉛は体の機能維持に欠かせないミネラルですが、不足すると神経の炎症などを引き起こすことが知られています。これまでも認知機能への悪影響は指摘されていましたが、実際に認知症の発症とどう関わるのか、その確かな証拠は限られていました。そこで今回、台湾の研究チームが大規模なデータ調査を行い、亜鉛不足が認知症の新たなリスク因子になり得るのかを検証しました。
研究チームは、米国の広範な医療データベースを活用して調査を行いました。2010年から2023年の間に血清亜鉛濃度の検査を受けた50歳以上のデータを収集し、亜鉛不足の人と正常値の人を詳しく比較しました。年齢や持病などの条件を厳密に揃えた上で、それぞれ約3万4千人、合計約7万人のグループを作成し、その後3年間にわたって認知症の発症状況を追跡しました。
分析の結果、亜鉛が不足しているグループは、正常なグループに比べて認知症の発症リスクが34%も高いことが明らかになりました。さらに、不足の度合いが重いほどリスクが高まる傾向も確認されています。具体的には、軽度の不足で1.26倍、重度の不足では1.71倍もリスクが上昇したのです。この結果は、日頃の適切な亜鉛摂取が、将来の脳の健康を守る鍵になる可能性を強く示しています。
今回の研究結果は、体内の亜鉛状態をチェックし最適化することが、認知症予防の有効な一手になる可能性を示しています。バランスの良い食事を心がけ、気になる方は医療機関で検査を受けてみるのも良いでしょう。脳の健康を守り、豊かな生活を続けるために、まずはご自身の「亜鉛レベル」を意識してみてはいかがでしょうか。
原著論文はこちら
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。