今月22日から新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種の対象が、医療従事者や介護職員などに拡大されました。
それを受けて、福島県福島市では27日から高齢者施設で働く人たちへの4回目の集団接種が始まっています。
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今月22日、厚生労働省は新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種について、60歳以上などに限定していた対象者を医療従事者や介護職員などにも拡大することを決めました。
それを受けて福島市では、7日から高齢者施設で働く人たちへの4回目の集団接種を開始。会場の「NCVふくしまアリーナ」では3回目の接種から5ヵ月が過ぎた人たちが接種を受けています。
福島市では今月、高齢者施設で5件のクラスターが発生。1日でも早く接種を進めるため、予約時に勤務する事業所名や職種を申告すれば手元に接種券が届いていなくても会場で接種券を準備して受けられるようにしたということです。市は、来月25日まででおよそ1800人分の予約枠を確保しています。
4回目の接種を受けた50代の女性は「接種できて安心しました。実際に感染した職員や、利用者の方もいますのでもう少し早く接種できたらよかったです」と話していました。
4回目の接種の対象者はこれまで、60歳以上の人と18歳以上の基礎疾患のある人か、医師が「重症化リスクが高い」と判断した人に限定されていました。
しかし、「第7波」の感染急拡大を受け、厚生労働省は医療機関や高齢者施設で集団感染が発生するのを防ぐために4回目接種の対象者を拡大することにしました。新たな対象者は、医療従事者と介護職員だけで合わせておよそ800万人に上る見込みだということです。
ちなみに、新たに4回目接種の対象になる「医療従事者」には、医師や看護師のほか、患者を搬送する救急隊員や薬局の薬剤師、助産所の職員、それに患者と接する機会が多い自治体の職員などが含まれるそうです。
また、「介護職員」には特別養護老人ホームやデイサービスなどの高齢者施設で働く人のほか、訪問介護のヘルパーや障害者施設などで働く職員なども含まれるとしています。
感染が再び拡大する中、重症化リスクの高い人のすぐ近くでケアをする医療従事者や介護職員が速やかに4回目のワクチン接種を完了できると良いですね。
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