高齢者施設で提供される給食は、その施設内で調理しているイメージが多いのではないでしょうか。しかし、実際は給食を業者に委託する施設が増えています。
その背景には調理担当の人材が確保できないことや、毎日の献立や材料の仕入れ、仕込みに時間がかかること、調理場への設備投資に費用がかかることなどがあげられます。
そういったなか、株式会社アルスでは、新しい給食提供サービスとして直営工場で製造した完全調理済みの食事を冷凍加工して介護施設に届けるサービスを行っています。
このサービスを利用することで、施設に調理員がいなくても食事の提供が可能となるそうです。
株式会社アルスは、献立と同社の直営工場で製造した完全調理済みの食事を冷凍加工して施設へ届けるという給食提供サービスを行っています。
これは、同社の開発した完全調理済みの食事を冷凍保蔵した「キッチンヘルパー ポットパット」という商品。「湯煎」か「流水解凍」ですぐに食べられる状態となっており、お皿に盛り付けるだけで食事を提供できるため、施設で調理する必要がありません。
さらに、フレイル予防を考慮した栄養価を満たした食事内容と、入居者の体調や能力に応じた食べやすい食事となるよう食事形態を工夫。完食してもらうことを目指して調理しているそうです。
高齢者施設では、調理を担当する人材が不足していることも大きな悩みとなっています。
施設で調理員を確保できなければ、入居者に安定して給食を提供することが難しくなってしまいます。
今回のような完全調理済みの冷凍加工された食事を施設へ届けるという新しい給食提供サービスは、調理員を雇用する必要がなくなるため、人材確保に悩む施設にとって安定して給食を提供できるというメリットがあります。
このように、高齢者施設が調理員の人手不足を解決し、安定して施設給食を提供していくためには、これまでのような施設内の調理場で作った食事を提供するのではなく、外部で調理されたものが施設へ運ばれてくるという新しい給食提供サービスへと変わっていく必要があるのかもしれません。
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