糖尿病や肥満症の治療法のひとつである食事療法。毎日の食事の栄養バランスと摂取エネルギーを計算し、体調管理をしていく治療法です。
しかし、頑張り過ぎるとストレスを感じたり、食べたい欲に負けてしまいそうになることも事実です。
そんな食事療法について、アメリカのイリノイ大学などが開発した食事プログラムが、体重管理を成功させることに有効であることが明らかになりました。
この食事プログラムに参加した半数の人が体重を5%以上減らし、その後の体重維持にも成功したそうです。
イリノイ大学などが開発した「個別化食事改善プログラム(iDip)」が、体重管理を成功させることに有効であることが明らかになりました。
このプログラムは、1日に摂取するカロリーを適正に制限しながらタンパク質や食物繊維など、必要な栄養素を十分に摂れるようにすることを目標に開発。プログラムに参加した1人ひとりの食事の好みにもとづき、個別化された方法によって無理なく効果的な食事プランを作れることが特徴です。個人の食事の好みに合った個別的なプログラムのため、食事療法が長続きしやすくなっているそうです。
その結果、これまでプログラムに参加した体格指数(BMI)が27以上の肥満の人が、平均して6ヵ月で6.1kg、12ヵ月で4.8kg、それぞれ体重減少を達成するなどの成果を出しています。
同大学栄養学部のミンディ リー氏は「厳格な食事計画やレシピを押しつけることはありません。目標としているのは、利用者の食事の好みを尊重しながら、持続可能な体重管理プログラムを作成できるようにすることです」と述べています。
さらに、今回の食事プログラムの参加者は、毎日の食事記録をもとに研究室のスタッフから個別にアドバイスがもらえるそうです。このこともまた、食事療法が長続きする要因となっています。
個人の食事の好みに合わせた食事プログラムであるうえに、専門家にアドバイスまでもらえる食事療法であれば、無理なく長く続けていけそうですね。
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