8月に入ってから全国的に暑い日が続いています。最高気温が35度を超える猛暑日となる地域もあり、各地で「熱中症警戒アラート」が発表されています。
「熱中症警戒アラート」とは、気象庁と環境省が熱中症の危険が高いことが予測される都道府県に発令するもの。できるだけ外出を控えるなど、熱中症を予防する行動を積極的にとることが推奨されています。
そんな暑い夏が続いているなか、奈良県御所市では国道沿いで熱中症で倒れていた高齢男性を救助した女性に、警察から感謝状が贈られました。女性は7月29日の午前中、道路脇の草むらに男性が座り込んでいるところを発見し、110番通報したそうです。
この男性は入院したものの、回復して10日後には退院できたそうです。
先月29日の午前10時半ごろ、主婦の田里さん(40)御所市内の国道を車で走っていたところ、道路脇の草むらに座り込んでいる男性(76)を発見。不審に思い一度は通り過ぎたそうですが、「あのままだと熱中症になってしまう」と考えて引き返したそうです。
そして、男性のところに戻ってみると男性が倒れていたため、110番通報。男性は救急車で病院に運ばれて熱中症と診断されました。その後、男性は10日間入院し、無事に回復したそうです。
このことを受けて、今月16日に警察署で感謝状の贈呈式を実施。管轄警察署の署長から田里さんへ感謝状が手渡されました。
奈良地方気象台によると、先月29日、奈良市では午前10時の時点で31.8度の真夏日だったとのこと。もし、その時点で発見されずにいたら、命の危険もあったかもしれませんね。
例年、8月上旬が暑さのピークとされており、気象庁によると最高気温の平均値は1年のうちで最も高いそうです。
それだけに、熱中症による救急搬送数も増加。7月18日~24日の1週間で4039人だった搬送者数は、8月1日~7日には7218人に急増しています。
驚くべきことに、このうち約半数が高齢者。若い世代に比べて高齢者は熱中症で搬送されやすいのが実情です。
というのも、高齢になると周囲の暑さを感じにくくなるために冷房を使うことを嫌がる傾向があります。さらに、のどの乾きも感じにくくなるので、汗をかいていても水分補給をあまりしないようです。
そのため、高齢者は暑さを感じていなくても冷房を活用したり、定期的に水分補給をすることを習慣にすることが大切。消防庁によると、室内にいながらにして熱中症で搬送された人が約4割いるそうなので、「外に出なければ大丈夫」と油断できないみたいですよ。
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