日本人に昔から馴染み深い食材であり、健康に良い効果があることで知られる緑茶。健康のためでなくても、日常的に飲んでいる人は多いのではないでしょうか。
そんな緑茶が、アメリカの大学で研究されて糖尿病やメタボリックシンドロームの予防、腸の健康を改善する効果まであることがわかりました。
アメリカのオハイオ州立大学の研究チームが、緑茶の健康効果についての調査結果を公表しました。
その研究では、緑茶の健康成分として知られるカテキンに注目。これまで、内臓脂肪や体脂肪、コレステロールを減らし、活性酸素を除去する効果があることが知られていました。そこで今回の研究では、それらの効果に加えて腸の健康にも良い影響を与えるかどうかも検証しています。
研究の対象となったのは、40人のアメリカ人。体格指数(BMI)が35以上の肥満・メタボの人のグループと、BMIが22の健康なグループに分かれています。
参加者たちは、カテキンなどの緑茶成分が含まれている食品を28日間摂取。1日に緑茶5杯分、890mgの緑茶カテキンが含まれている食品を食べてもらいました。
その結果、参加者すべてが空腹時の血糖値が低下。肥満やメタボの人だけではなく、健康な人たちも血糖値が改善したそうです。
加えて、参加者全員が腸由来の炎症が軽減していたそう。腸は栄養を吸収する役目だけではなく、細菌などが体内に入るのを防ぐバリア機能もあります。炎症していると、このバリア機能が低下して、有害な未消化物や老廃物、腸内細菌が漏れ出して慢性的な炎症が引き起こされます。
つまり、腸の健康は全身の健康にもつながるというわけです。
健康のためにいろいろな対策をしている人もいるかもしれません。健康対策というと、厳しい食事制限や運動など、「キツくやらないと」と思ってしまいがちですが、そうではなく緑茶を飲むだけであれば取り入れやすいですよね。
しかも、メタボや肥満だけでなく、腸の環境を良くすることにもつながるそう。研究チームによると、腸の炎症は肥満やインスリンの効きやすさにも関連しているとのことなので、緑茶を飲むだけで、いろんな面から健康になれるのかもしれませんね。
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