「腸活」「腸内環境改善」など、以前から腸を健康的にする取り組みは注目されてきました。しかし、多くの人がイメージするのは便秘などのお通じの改善を目的としたものではないでしょうか?
しかし近年、腸内環境が全身の健康にも影響していることがわかってきています。例えば、医薬基盤・健康・栄養研究所が発表した研究によると、腸内細菌の「ブラウティア菌」が糖尿病や肥満の予防や改善に関係している可能性があることがわかったそうです。
医薬品開発のための基盤技術の開発などをおこなっている国の研究機関である医薬基盤・健康・栄養研究所が、腸内細菌と糖尿病・肥満のリスクに関する研究結果を発表しました。
研究所は、腸内に1000種以上もいるとされる腸内細菌の機能や働きを解明する研究に取り組んでおり、糖尿病や肥満症などの生活習慣病の新しい改善法の発見を目指しています。
そうした取り組みのなかで、今回の研究では日本人5000人以上の腸内細菌を分析。「ブラウティア菌」を糖尿病や肥満症の予防・改善させる可能性のある腸内細菌として見出しました。
今回の研究では、腸内細菌と糖尿病・肥満のリスクとの関係について分析。その結果、ブラウティア菌が腸内に多いほど糖尿病リスクや体格指数(BMI)が低いことがわかったそうです。
近年、糖尿病や肥満というのは社会問題とも言える生活習慣病です。その原因として、食べ過ぎや運動不足といった生活習慣病はもちろんのこと、まさか腸内細菌が影響しているとはとても驚きですよね。
研究グループによると、今回の発見によってブラウティア菌を活用した薬や健康食品などの開発が期待されるとのこと。
特に高齢者にとって、食事を変えたり運動量を増やすというのは大変なこと。健康に良い食品を選んで調理するのも手間がかかりますし、定期的に運動するのは体力的に疲れてしまうこともあるかもしれません。
そこで、健康食品などで手軽に生活習慣病にアプローチできるととても効果的に対策ができそうですね。
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