高齢者が被害にあう詐欺が後を絶ちません。
警察庁のまとめによると、2021年の特殊詐欺の認知件数は14498件で、そのうち高齢者が被害にあったものは全体の約88%に上るそう。年々、特殊詐欺の件数は減少傾向にあるものの、高齢者をターゲットにした詐欺はなおも高い水準にあります。
そうした状況のなか、北海道警察は今月23日に特殊詐欺への関与が疑われる人物が購入したとみられる約5500人分の高齢者の名簿データを押収。この名簿に記載されていた高齢者宅を戸別訪問して注意を促す取り組みを開始しました。
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今月23日、北海道警察は特殊詐欺事件の捜査の過程で、詐欺への関与が疑われる人物が名簿業者から名簿を購入していたことを明らかにしました。
道警によると、名簿には札幌市に住む約5500人分の高齢者の氏名や住所、電話番号、生年月日が記載されていたそう。そのうちの十数人がすでに被害にあっているため、道警はこの名簿に記載されている高齢者が今後も被害にあうおそれがあるとして戸別訪問するとのことです。
この名簿は、札幌市内で起きた特殊詐欺事件に関与するとされている人物が首都圏の名簿業者から購入したもの。道警は名簿業者から名簿の電子データを押収しています。
さらに、この名簿は複数の詐欺グループのもとに渡っている可能性が高いそう。さらなる被害を防ぐために、道警は名簿に記載されている高齢者宅を訪問して詐欺の注意喚起や被害を防ぐためのアドバイスをおこなう予定です。
特殊詐欺は、有名な「オレオレ詐欺」やクレジットカードなどを騙し取る「預貯金詐欺」、税金などの還付金があると騙す「還付金詐欺」などの総称です。
これらの特殊詐欺は高齢者が被害にあう割合が高く、どの詐欺も被害者のほぼ100%が高齢者。特に電話を使った手口が多いのが特徴で、被害の9割近くが電話を使ったものでした。
そのため、詐欺被害にあわないためには電話に出ないことが大切。留守電設定にしておいて、必要な電話には折り返したり、録音機能のある電話機に変更するなども効果的です。
詐欺犯はいつでもねらっています。家族が、そして自分が被害にあわないように、こちらも常に用心しておくことが大切です。
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