電話で家族や市区町村職員、金融機関などを装いお金を請求する、いわゆる電話詐欺というものはいまだに後を絶ちません。電話をしながらATMの操作をしている高齢者を不審に思った市民や金融機関の職員が声掛けをし、詐欺を未然に防いだ、という事例を耳にしたことのある方も少なくないのではないでしょうか?
こうした詐欺から高齢者の方々を守るためには、個々の意識だけでなく地域ぐるみで取り組む必要がありますね。その一例を紹介します。
「電話でのお金の話は詐欺です。もし不審な電話がかかってきたら、すぐに電話を切って110番通報をおねがいします」
8月15日、山梨県中央市のスーパーに響いた店内放送は、甲府商業高校の生徒によるもの。高齢者を狙った電話詐欺の被害を防ごうと、高齢者の利用が多い年金支給日の午前中にあわせ、同校の生徒5名と警察官が集まり店内放送を使って注意を呼びかけたのです。
生徒たちは、市役所の職員をかたる還付金詐欺の電話が中央市などで多くなっていることを説明し、不審な電話がかかってきたらすぐに110番通報するよう繰り返し訴えました。
また生徒たちは店の入り口でも利用客に声をかけ、詐欺の手口と対策を紹介するチラシやウエットティッシュなどが入った袋を配って、警察官とともに詐欺防止の啓発にあたりました。
参加した生徒は「オレオレ詐欺とかもあるので、まず(自分の名前を)名乗ってから電話するように心がけたい」と語ったそうです。
山梨県の場合、2022年1月から6月末までの半年間で、電話詐欺の被害は24件確認されていて被害総額は5800万円あまりにのぼるということです。
南甲府警察署生活安全課の課長は「高齢者の困った気持ちや喜びの気持ちを利用する手口が増えている。電話詐欺を防ぐうえで大切な家族や地域の絆を深めるきっかけにしたい」とコメントしています。
電話詐欺から自分や家族を守るためには、家庭内でのルールを決めてみる事から始めてみてはいかかでしょう?不審な電話は切る、はじめに名乗る、などいろいろな対策ができそうですね。そして家庭内での意識が定着してきたら外に目を向け、地域の活動に参加するのも有意義かもしれません。
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