大阪府堺市で、堺市立病院機構がフレイル(虚弱化)予防事業を始めました。この事業は、産業界(民間企業)、学校(教育機関など)、官公庁(国・地方自治体)、民間の四者からなる「産学連携」の取り組みです。本日は、フレイル予防の重要性と取り組みを紹介をします。
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フレイルとは、健常から要介護へ移行する中間の段階といわれています。具体的には、加齢に伴い筋力が衰え、疲れやすくなり家に閉じこもりがちになることなどです。
また、フレイルの時期は適切に支援を受けることで健常な状態に戻ることができる時期ともされています。そのため、フレイルの早期発見と支援が重要になっています。
堺市の取り組みでは、要介護状態に至る前段階で状態を改善し、住民の健康寿命を3歳伸ばすことを目標としています。この取り組みには大阪大谷大、関西大などの学者、市、保健センター、市社会福祉協議会の担当者などが関わっています。
取り組みでは、主に65歳以上の住民を中心に毎年調査をおこない、年ごとのデータ解析をして、分かりやすく本人に知らせていきます。血液検査や健康診断を実施し、中間報告会や啓発イベントもおこなっていくそうです。
先日おこなわれた第1回関係者会議の中で、疾病予防管理センター長を務める花房医師は、日本医学会長でもある門田理事長の「予防」を重視する考え方に触れました。
「病院は従来、病院で待って治療する、というスタンスだったが、介護に至らないうちの予防こそ日本の進むべき道。待つのではなく、地域に出ていってフレイルを予防する。産学官民で進めるという、遠大な理想を掲げての事業です」とコメントしています。
これまでのフレイル予防の調査研究では、アンケートが中心でこのような科学的証拠を年ごとに調べて積み重ねた研究は、ほとんどありませんでした。こうしたことからも、今回の「オール堺」の取り組みによって新しい知見が広がることが期待されています。
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