三重県四日市市は8月23日、「四日市市認知症フレンドリー宣言」を実施すると発表しました。
昨今、地方自治体が主導して介護や認知症対策を進める事例が増えていますが、さて、この四日市市の取り組みとは一体、いったいどんなものなのでしょうか。
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「四日市市認知症フレンドリー宣言」は、誰もが暮らしやすい“認知症フレンドリーなまち”の実現を目指した宣言です。内容には、「認知症があっても、なくても、誰もが暮らしやすい 認知症フレンドリーなまちの実現に向けて、オールよっかいちで取り組むことを宣言します」などといったことが盛り込まれています。
市民や関係機関、市内に拠点を置く企業などの認知症への関心を高めていき、認知症施策に重点的に取り組む姿勢や目指す姿を広く内外に示していくことが目的。今後は、商店街への横断幕の掲示などによって取り組みを啓発していくとのことです。
また、関連イベントとして「認知症市民公開講座」を9月10日(土)午後1時30分から、市総合会館で開く予定があります。講師には名古屋市社会福祉協議会の鬼頭史樹さんを招き、基調講演「認知症フレンドリーな社会について考えてみよう!」をおこないます。
さらに、四日市市職員全管理職の認知症サポーター養成講座受講の推進にも力を入れていくそう。
「認知症早期診断事業」は、以下の3段階方式で実施されます。
市内に住民登録のある75歳以上の人を対象にして、10月1日から実施されます。
また、「自分でできる認知症の気づきチェックリスト」をさまざまな場所に配布。配布場所は在宅介護支援センター、地域包括支援センターなどになっています。配布場所や検査の費用などの詳細は、四日市市のホームページを参照ください。
三重県内では初という今回の取り組みですが、市民全体の取り組みによってどのような変化があるのか、今後も注目していきたいですね。
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