今回ご紹介するのは、高齢者の消費者トラブルを防ごうと、岩手県の消費生活センターなどが集中的に電話相談の受け付けを行なったという話題についてです。
これは、今月12日から今月16日まで行われた「高齢者の消費者トラブル110番週間」の取り組みとして実施されました。
県民生活センターによると昨年度に県内の消費生活センターなどに寄せられた相談は9075件で、このうち60歳以上の相談が3406件と全体の4割近くを占めていて、60歳以上の人からは訪問販売によるトラブルのほか、ネット通販によるトラブルなどへの相談が寄せられたということです。
この数字から、店舗でのトラブルではなく、在宅でトラブルに遭うケースが多いことが分かります。自宅で一人でいるときなどは注意が必要ですね。
県民生活センターの大坊真紀子所長は「高齢者は自宅にいる時間が長く、訪問販売や電話勧誘をきっかけにトラブルにあいやすい。契約をせかされても急がず、家族に相談するなどしてほしい」と話しています。
岩手県の消費者トラブル相談は県民生活センターで平日、午前9時から午後5時半、土日は午前10時から午後4時まで受け付けています。
電話相談は消費者ホットラインの「188」=いちはちはち“いやや”に電話をすると、平日は近くの消費生活センターなどの相談窓口に繋がるので困ったときには利用してみると良いでしょう。
今回は岩手県での取り組みを紹介しましたが、全国的に同様のトラブルや被害は発生しています。「急がず、相談」を合言葉に周りと協力し合い、トラブル防止に努めていきたいものです。
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