近年、終活(しゅうかつ)という言葉をよく耳にするようになりました。終活とは、人生の総括をして自身の終わりに向けて準備をしておく活動のことで、関連本が多く出ていたり、必要なことをまとめておくエンディングノートの売れ行きも好調で話題になっています。
しかし情報が多くなった分、何から手を付ければ良いかわかりにくい面もあるでしょう。こうした終活の正しい知識の普及や認知の取り組みが全国の自治体で進められています。今回はその一例を紹介します。
京都府福知山市では最期まで自分らしい人生を送るため元気なうちから老後や死後についての準備をする、老いじたくをコンセプトに無料講座がおこなわれています。講座は10月、11月に開催され、計4回あります。
テーマは、毎年少しずつ変えているそうですが、大きく分けて介護保険、相続、健康な体”作り、薬の正しい使い方について専門家を招いて話を聞きます。今年は、昨年の受講者から要望の多かった、薬の正しい飲み方や使い方について、薬剤師から教わる項目が加わるそうです。
この取り組みは、市の社会福祉協議会主催で2015年からおこなわれています。毎回、募集開始からすぐに定員に達してしまう人気だそうで、終活に関する関心の高さが分かりますね。講座が終わると社協オリジナルのエンディングノート、未来ノートがもらえます。ノートには、自分の人生の記録、資産情報や遺言などの意向を書き留めることができ、生前知られたくない情報を密封できるシートもついています。
今回紹介した講座のように必要な事柄ごとに専門家に話が聞ける機会がある事は、終活をしてみたいと思っても、どうしたらいいか分らなかったり難しく考えて踏み出せない人の手助けになると感じました。こうした取り組みで終活を気軽に始められる人が増えていくと良いですね。
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