みなさんは「フレイル」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
多くの人は、年を取るにつれて徐々に健常から要介護へと移ります。その過程で、心と体の働きが弱くなってきた状態を「フレイル」と言います。
フレイルは、加齢による体の変化、心の変化、社会的・環境的な変化などの要因が重なることにより起こるといわれており、症状が進行すると、身体や頭の働きが低下し、歩くことや身の回りのことなどが困難になって疲れやすくなります。
フレイルを予防するには「適度な運動」と「栄養バランスの取れた食生活」、そして「社会活動への参加」が重要とされています。
多くの自治体では介護予防事業の一貫としてフレイル予防に努めています。例えば、吹田市(大阪府)では「吹田市民はつらつ元気大作戦」と称してさまざまな介護予防活動を展開してきました。「はつらつ百歳体操」介護予防の講演会、レシピ集などを通じて地域全体で取り組んでいるようです。
今回は、そこで活用されている代表的なツールを紹介します。
ICTを活用した認知機能評価システムである「脳体力トレーナーCogEvo」は株式会社トータルブレインケアによって開発されたもの。吹田市をはじめ、大垣市(岐阜県)、西条市(愛媛県)、秩父別町(北海道)、神奈川県や常総市(茨城県)などの多くの自治体において、認知症予防・介護予防の幅広い分野で活用されています。
具体的には、12種類のゲームを通じて手軽に認知機能別トレーニングと認知機能チェックができます。正答率と同時に作業時間も測定するので、認知機能の軽微な変化に気づくことが可能で「自分自身で感じられる達成感」や「ほめてくれる仕組み」といった学習科学の要素によって、高齢者が楽しみながら脳体力をつけやすいようになっています。
フレイルに早めに気づいて対策をとれば、健康な状態に戻れるそう。コロナ禍であっても感染症対策に配慮した形でフレイル予防を行い、健康長寿を目指しましょう。
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