11月1日、株式会社whickerは、大学生と高齢者が交流するサービス『whicker まごとも』の提供を、岡山県笠岡市とその周辺地域で開始。孫世代にあたる大学生との交流を促すことで、高齢者の心身の活性化につなげるねらいです。
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『whicker まごとも』を運営する株式会社whickerは、京都大学の学生が運営する株式会社で、高齢者に対する訪問介護型生活事業を展開。料理や掃除などといった家事代行や、『whicker まごとも』のようなレクリエーション事業をおこなっています。
『whicker まごとも』は高齢者の孫世代にあたる大学生が自宅や介護事業所を訪問し、双方のコミュニケーションを図る事業です。一緒に歌を歌ったりパーティーをしたりするだけでなく、スマートフォンの使い方を教えたり病院に付き添ったりといった、高齢者が苦手な分野をサポートすることもしています。
実際に、高齢者施設でスマートフォンの操作を学生が教えるイベントを開催。利用者からも「若い学生のみなさんとお話できて楽しかった」「孫と同じくらいの年代で嬉しかった」などと、学生と交流できてよかったという声が挙がっています。
また『whicker まごとも』では、高齢者が今までにあまり触れてこなかった文化体験もおこなっています。例えば、高齢者の自宅でハロウィンパーティーをしたことも。ハロウィンはここ最近になって日本でも流行しだした文化のため、多くの高齢者にとってなじみの薄い文化かもしれません。
そんなハロウィンパーティーを自宅でおこない、学生と高齢者がお菓子を交換したり歌ったりと交流したそうです。
日本レクリエーション協会は1973年に、こんなスローガンを出しています。
「レクリエーションは人間の生きる喜びです。レクリエーションで健康を高め、うるおいある生活を築こう。」
レクリエーションの根源的な意義を「人間の生きる喜び」とし、その具体的な取り組みとして心身の健康づくりを挙げています。
高齢者施設でもレクリエーション活動は必ずといっていいほど存在し、それは高齢者に生きる喜びや楽しさを持ってもらうという意味があるのです。
『whicker まごとも』で孫世代の大学生と触れ合い、コミュニケーションが取れれば、脳の活性化にもなります。さらに多くの地域で実施されることに期待したいですね。
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