高齢者の歩行改善に中敷き?「東京インソール」で100歳まで歩く

高齢者の歩行改善に中敷き?「東京インソール」で100歳まで歩く

更新日 2022/11/18

「高齢者の歩行が安定する」と話題の靴の中敷き「東京インソール」の、新聞媒体での直接販売が11月7日から始まりました。

東京インソールは、靴の中敷き(インソール)の製造と販売をしている、SK8INSOLL株式会社によって開発されたものです。

「東京インソール」開発のきっかけ

東京インソールの開発は、SK8INSOLL株式会社の社長で現役フィギュアスケーターの名取良子氏の80代の母親がきっかけとなりました。

コロナ禍になって、母親が頻繁に転倒するようになったそう。外出の機会も減り、筋力が低下しやすくなった昨今の状況を見て「他人事ではない」と思い、転倒を防止できるような靴の中敷きの開発を決意したのだと言います。

「東京インソール」の特徴

東京インソールは中敷きなので、靴の中に入れて使います。このインソールは土踏まずの部分が持ち上がるような構造になっていて、靴底と足裏に空間を形成。その空間が地面を踏んだときの衝撃を和らげ、その衝撃で起こる体のふらつきを減らすのです。

東京インソールはすでに介護大手の10施設で利用されており、「歩くのが楽になった」などと好評の声が上がっています。

転倒予防のためできること

高齢者は骨がもろくなっていて、転倒すると骨折するリスクが高い状態です。そのため、転倒を予防することが大切なのです。

転倒を予防するためには、転倒しにくい住環境を整えましょう。特に転倒するリスクが浴室では、滑り止めのマットを使用したり、手すりを備え付けたりするのが有効です。

また、部屋のカーペットなどがめくれていると、そこに足を引っかけて転倒することも考えられます。めくれにくい重いカーペットを使うのも、ひとつの手でしょう。

転倒するリスクを抑えて、安心な毎日を送りましょう。

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