新たな研究で、自転車通勤をしている人はそうでない人に比べて、糖尿病の発症率が2割以上減少したことが判明しました。
これは、国立国際医療研究センターが主体となっている研究のデータを、帝京大学が解析した結果明らかになったものです。
研究結果は「Diabetes Care」というアメリカの医学誌に掲載されています。
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今回の研究の概要は以下のとおりです。
研究グループはまず、通勤手段が自転車かそれ以外(徒歩、電車またはバス、車またはバイク)で対象者をグループ分けしました。
それから2017年度までの糖尿病の発症率をグループごとに比較。すると、自転車通勤をしていたグループでは2万6602人中219人が糖尿病を発症していたことがわかりました。
ちなみに通勤手段が自転車以外のグループでは、23万939人中2812人が糖尿病を発症しています。
これらの結果に、年齢や性別、運動や睡眠など普段の生活習慣、糖尿病の家族歴など糖尿病に関わる影響を加えて調整しました。
すると、自転車通勤をしている人はそうでない人に比べて、糖尿病の発症率が約22%減少していたことが判明したのです。
研究グループは「この研究結果は、アジア人の糖尿病予防には自転車通勤が重要であることを示している」としています。
糖尿病を予防するためには、自転車通勤だけでなく、日々の食生活も重要になってきます。
食事面で気をつける点は以下のとおりです。
通勤手段を自転車に変えたり食生活を見直したりして、糖尿病予防に努めましょう。
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