新たな研究で、1分間の少し息が上がる程度の運動を毎日3~4回するだけでも、心筋梗塞や脳卒中などのリスクを大幅に減らせることが明らかになりました。
この研究は、オーストラリアのシドニー大学やイギリスのオックスフォード大学など複数の大学が共同でおこなったもので、研究成果は医学誌「Nature Medicine」に掲載されています。
研究グループは、病気の発症・進行に遺伝や環境がどう関わっているかを調べているイギリスの大規模研究に参加した男女のうち、運動習慣がない人およそ2万5000人の健康データを分析しました。
また、今回の研究では7日間、対象者の手首に運動量や心拍数などが測れる装置を装着しデータを収集。その後、約7年にわたって追跡調査を実施しました。
対象者の健康データを分析した結果、1分間程度の簡単な運動を毎日3~4回おこなうだけで、心筋梗塞など心血管に起因する病気の死亡リスクが約50%減らせることが明らかになったのです。
この研究をリードしたシドニー大学のエマニュエル・スタマタキス教授によると、運動のためにまとまった時間を取ったりジムに通ったりしなくても、毎日の生活を少し工夫するだけで心疾患の死亡リスクは減らせるそうです。
研究グループは、以下のような少し息が上がる程度の運動を毎日続けると良いとしています。
1日のうち数分なら、運動習慣がない人でも身体活動を毎日の生活に取り入れられそうですね。歩行が不安定な高齢者の場合は、つかまり立ちをしながら足踏みをしたりかかとの上げ下げをしたりすると良いかもしれません。
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