「排便センサー」で排便状態を自動記録!「ライフレンズ」とも連携して利用者の状態を一括管理

パナソニックグループは、排泄記録の自動化が可能な「排泄センサー」を開発しました。
出典:
パナソニック ホールディングス株式会社 プレスリリース
2023年の3月から、介護業務支援サービス「ライフレンズ」のオプションとして「排泄センサー」の提供を開始するとしています。
ライフレンズとは
パナソニックがすでに提供している「ライフレンズ」は、「VIEURECA」という映像センサーと「シートセンサー」という体動センサーによって、利用者の部屋での状態を遠隔で把握できるというものです。
「VIEURECA」はそれぞれの利用者が生活している部屋に取り付ける、暗い場所でも映像を写せるカメラです。これがあれば、利用者の就寝時に遠隔で様子を見れるため、巡視時に利用者を起こしてしまうこともなくなります。
一方、「シートセンサー」はベッドに取り付けて利用者のベッド上での動きを把握するセンサーです。これにより、利用者がベッドから離れているかどうかがわかるのです。
これらのセンサーがあれば、遠隔で利用者の様子を知れるため、介護者の負担軽減に役立つとしています。
排泄センサーとは

今回リリースされた「排泄センサー」は、上述したライフレンズと連携して、利用者の排泄状況を記録・管理できるというものです。
「排泄センサー」をトイレに取り付けると、センサーが利用者のトイレの入退室時間や排泄状態を自動で検知。便尿の量やトイレの回数を記録します。
この「排泄センサー」は、グループホームなどの、自分でトイレに行けるような自立度が高い利用者が多い施設で特に役立つと思われます。
グループホームにいる利用者は、自分でトイレに行ける人が多いため、職員が毎回トイレ介入をおこなうケースは少ないです。しかし、利用者の健康状態を把握するために排便があったら知らせてもらって排便の量や状態(便が硬かったり下痢になったりしていないかなど)を職員が確認することがあります。
このときに、利用者が知らせるのを忘れてしまうなどして、記録がつけられないケースもあるのです。この「排泄センサー」があれば自動で記録してくれるため、利用者の排泄状況がより把握しやすくなるでしょう。