2023年3月3日、旭川東警察署は北海道の旭川市に住む80代の女性が、孫を語る男などから現金300万円をだまし取られるという事件が発生したことを発表しました。
警察は、詐欺事件と見て捜査を進めています。
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警察の調べによると、3月2日、女性に孫を名乗る男から電話がかかってきたそう。そこで男は「電車に会社の書類とお金を置き忘れてしまった」「700万円は用意できたので、残り300万円を出してくれないか」などと現金を要求してきたのです。
男の話を信じた女性はその要求に応じ、孫の同僚のいとこを名乗る男に自宅付近の路上で現金300万円を渡しました。
現金受け渡しの直後、孫を名乗る男から「ありがとう。午後6時ごろに家に行く」という電話があったものの、時間になっても孫は現れませんでした。これを不審に思い、女性が実際の孫に電話をかけると話が噛み合わなかったことから事件が発覚。女性の息子が警察に通報したそうです。
警察は、「息子や孫などを名乗って現金やキャッシュカードを取りに行くなどの電話は詐欺だから注意してほしい」と警鐘を鳴らしました。
詐欺被害を防ぐためには、まず詐欺の手口を知る必要があります。
では、今回女性を襲った「オレオレ詐欺」とは改めてどんな詐欺なのでしょうか?
北海道警察によると、「親族や警察、弁護士などを名乗って電話をかけ、トラブル解決などの名目でお金などをだまし取る手口」がオレオレ詐欺とのことです。
また、犯人は声で本物の親族でないことがバレないように「風邪を引いた」と言ったり、電話番号でバレないように「電話番号が変わった」などと言ったりすることもあるそうです。
気軽にできる対策としては、犯人は声を録音されるのを嫌うため、留守番電話設定が有効とのこと。身近に高齢者がいる人は、電話を使った詐欺の対策を話し合っても良いかもしれませんね。
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