2023年3月1日、オーラルケア製品の開発・製造をおこなっているヤマトエスロン株式会社は、災害時に水が無くても使えるハミガキセット「おくちといのちを守りたい、無水ハミガキ」を、防災などのアート事業を手がけるNPO法人プラス・アーツと共同開発したことを発表しました。
この無水ハミガキセットは、楽天市場で2023年3月11日に発売予定だそうです。
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ヤマトエスロンが開発したハミガキセットの商品タイトルには、「おくちといのちを守りたい」とあります。なぜヤマトエスロンはハミガキセットの商品タイトルに「いのちを守りたい」とつけたのでしょうか?
その理由は、1995年の阪神大震災で生じた災害関連死の4分の1が肺炎で、そのほとんどが誤嚥(ごえん)性肺炎だったことが挙げられます。
誤嚥性肺炎とは、唾液や食べ物が気管を通って肺に入ってしまうことで生じる肺炎のこと。唾液には菌が存在し、ハミガキなどのオーラルケアを怠るとその菌は口内でどんどん増殖します。その菌が肺に入り込んでしまうと、肺に炎症が起こってしまうのです。
誤嚥性肺炎にかかると、命に危険が及ぶこともあるため、口の中を清潔にして誤嚥性肺炎を予防することが大切。そこで、災害時でも誤嚥性肺炎を予防できるオーラルケアセットが必要だとして開発されたのが、今回の無水ハミガキセットなのです。
無水ハミガキセットは、以下のもので構成されています。
内容量は、救援物資が届くまでの3日間を想定したものになっているそうです。
特に冊子は、神戸常盤大学や大手前短期大学に所属する研究者やプラス・アーツが監修に入り、誰もがハミガキについて楽しく学べるものになったとしています。
避難生活は長期に及ぶこともあるため、食料や水だけでなくハミガキセットなども災害用バッグに入れておくと良いでしょう。万が一のために、改めて災害用バッグの中身を確認してみると良いかもしれませんね。
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