北海道の滝川市立図書館が、寄贈本や除籍本を施設等に届ける「どこでもドクショ。~つながる本棚~」という活動を始めることを明らかにしました。
図書館に来館することが難しい高齢者などを含む地域の人々が、気軽に本を楽しめるようにするという狙いがあります。
滝川市立が今回新たに始める「どこでもドクショ」は、以下の対象に合わせてそれぞれ職員が選書をするとしています。
シニア編では、高齢者おはなし会を担当している図書館ボランティアが作成した、しおりとメッセージカードも本と一緒に提供するそうです。
2023年2月22日、「どこでもドクショ」の第1回目を実施。北海道滝川市にある3つの施設(「サービス付き高齢者施設ゆい」、「滝川市老人保健施設ナイスケアすずかけ」、「グループホーム土筆」)に、本の贈呈をおこないました。
また、本と合わせて図書館ボランティアが作成したメッセージとしおりも渡しました。
本の贈呈を受けた施設の職員からは、「施設の本棚を、いただいた本に入れ替えて利用していきたい」「今回、絵本も入れてほしいと依頼した。絵本なら、小さな字が見えにくくなった人にも読んでもらえる」と好評の声が上がったそうです。
施設の本の拡充などはどうしても後回しになりがちなため、ずっと同じ本が置かれていることも少なくありません。今回の「どこでもドクショ」のような取り組みがさらに多くの場所に広まっていけば、施設にいる高齢者も飽きずにいろいろな本を楽しめそうですね。
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面など様々な方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。