車椅子による事故の大半は「転倒」と「投げ出され」!?有効な対策とは

車椅子による事故の大半は「転倒」と「投げ出され」!?有効な対策とは

公開日 2023/03/16

独立行政法人 製品評価技術基盤機構(以下、NITE)は、車椅子に関する「事故防止対策報告書」を発表。電動車椅子による事故のリスクを分析し、その結果明らかになった事故防止対策がまとめられていました。

車椅子使用による事故の現状

NITEは車椅子使用による事故件数を調査。その結果、2007~2021年度の間に228件発生したことが明らかになりました。そのうち、死亡事故は68件でした。

2016年以降、事故件数が増加。そのことについてNITEは「2012年以降に運転免許の自主返納が進んだことが一因として考えられる。自動車の代わりに電動車椅子を使う人が増えたため、事故発生件数も増加した可能性がある」と分析しました。

リスク分析の結果わかったこと

NITEが手動車椅子の使用による事故原因を調査したところ、「転倒」と「投げ出され」が半数以上を占めていることが判明。また、電動車椅子の使用による事故では「転倒」と「転落」が大半だったこともわかりました。

以上を踏まえて、車椅子の事故発生に至る状況を再現し、事故のリスクを分析。そこから明らかになった事故防止対策を報告書に取りまとめ、次のような提言をおこないました。

  • 頭部打撲による重篤な事故が多いことから、ヘルメットなどを装着するのが有効
  • 操作ミスによる重大な事故も発生しているため、安全な操作方法を指導することも有効
  • 段差や傾斜、交通量が多い道路の通行時は特に注意する
  • 踏切での事故も多発しているため、車椅子での横断はできるだけ避ける

車椅子は便利ですが、転倒などによる事故があるのも事実。路面状態をよく見て、高い段差などがあれば無理して渡らず、近くにいる人に介助を求めたり迂回して行きやすい道を通行するようにすると良さそうです。

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