内閣府が、去年の11月から今年の1月にかけておこなった男女共同参画社会に関する調査の結果を発表しました。
そこで、介護の役割について尋ねたところ、自分と配偶者で役割を半分ずつ分担したいと思っている人が多いことが明らかになったのです。
内閣府は、以下の要領で今回の調査を実施しました。
アンケートでは、まず「介護を自分と配偶者の間でどのように分担したいと思うか」と尋ねました。すると、「訪問介護などの外部サービスを利用しながら、それ以外を自分と配偶者で半分ずつ分担したい」と答えた人が73.8%と大半を占めていたことが明らかになったのです。
一方、「外部サービスは利用せず自分たちで介護を分担する」と答えた人は、わずか5%にとどまりました。
次に、「介護や育児などに女性が男性よりも多く時間を費やしていることが、女性の社会進出を妨げていると思うか」と尋ねたところ、84%と大半の人が「そう思う」と回答したことがわかりました。
続いて、「介護や育児に女性の方がより多くの時間を費やしている現状を改善し、女性の社会進出を進めるためにはどのような支援が必要だと思うか」と尋ねました。すると、「介護や育児のための休業制度など仕事と両立する施策が必要だ」という回答が40.5%で最多に。それから、「介護施設や保育施設などの設備やサービスの整備が必要だ」という回答が36.4%で続きました。
社会を多様で価値あるものにするためには、性別の垣根を超えた協同が不可欠です。すべての人が生きやすい社会にするためにも、女性がどんどん社会進出できるような施策を進めていってほしいですね。
参考:「『男女共同参画社会に関する世論調査』の概要 」(内閣府)
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