2023年3月16日、東京都は新型コロナウイルスにおけるモニタリング会議を開き、感染対策などに関する都民に向けたアンケートの結果を公開。その結果、約7割の人が「感染対策のために適宜マスクを着用する」と回答したことが明らかになったのです。
今回のアンケートは、2023年2月15日~2月21日の期間にインターネット上でおこなわれたもの。20~70代の都民1万429人が回答しました。
アンケートで「5月以降も続けようと思う新型コロナ対策は何か」と複数回答で尋ねたところ、「こまめに手を洗う」という回答が75.6%で最多でした。次に、「マスクを着用する」という回答が71.3%に上ったことが明らかになりました。
つまり、7割以上の人が3月13日にマスク制限が緩和されても適宜マスクを着用する方針を示したのです。
続いて、マスク着用を継続する理由を複数回答で尋ねると、「コロナ感染を防ぐため」という回答が83.1%で最も多いことが判明。それから、「風邪などの感染症を防ぐため」「花粉症対策にもなるから」という回答が続きました。
この結果について、専門家は「都民が一気に警戒を解くことなく、今後も一定の新型コロナの感染対策を続ける意向を示した」と述べました。
3月16日に開かれたモニタリング会議では、マスク着用について専門家からも意見が挙がりました。
ある専門家は「これから新年度を迎え、人の動きが多くなる時期である。感染拡大を防ぐために、今後も場面に応じた適切なマスクの着用、手指消毒など基本的な感染対策を継続する必要がある」と感染拡大への警戒を呼びかけました。
また別の専門家は「医療機関や高齢者施設などを訪問するときは、重症化リスクの高い人への感染を防ぐため、引き続きマスクを着用する必要がある。また、必要な場面でマスクを着用できるように、外出時にマスクを携帯することも有用だ」と、これからもマスク着用が必要な場面について指摘しました。
3月13日からマスク着用の制限は撤廃しましたが、新型コロナで重症化しやすい人への感染対策はこれからも続ける必要があります。場面に応じた心遣いをしていきたいですね。
参考:「(第115回)東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(令和5年3月16日)」(東京都防災ホームページ)
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