大阪府豊中市と日本電気株式会社(NEC)は、テクノロジーを活用して高齢者の健康状態を可視化するサービスを2023年4月3日から開始することを発表。テクノロジーを用いて、加齢に伴う心と身体の虚弱状態を指す「フレイル」の防止を目指しているとしています。
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そもそも、フレイルとは何でしょうか?
フレイルとは、加齢によって心身の機能が低下した状態のこと。またフレイルは、健康と要介護状態の間の状態とも言われています。健康寿命を延ばすためにも、フレイル状態をいち早く認識して対処することが大切です。
国立長寿医療研究センターによると、以下の兆候のうち3つ以上該当すると「フレイル」、1~2該当すると「プレ・フレイル(フレイルの前段階)」だと診断されるそうです。
これらの症状は、1つの症状があると他の症状を引き起こしてしまいます。何も手を打たなければ、そのまま要介護状態になる危険性があります。
それを防ぎ、健康な状態に戻るためには、心身のちょっとした変化に気づいて早期に対応する必要があるのです。
今回のサービスの対象者は以下のとおり。いずれも、大阪市豊中市に住んでいることが条件です。
今回のサービスでは、まず問診と体力測定を実施。そこで、NECが開発した技術などを用いて、運動や口腔機能の状態、毎日の食生活、社会参加の度合い、歩行速度、歩幅などの生活習慣や身体機能のデータを多面的に収集します。
また、そこから明らかになったことを可視化し、本人にフィードバックしていくそうです。
多面的かつ詳細なデータを可視化することで、専門家はより本人に合わせたアドバイスが可能になるでしょう。そして、高齢者本人も自分の生活習慣を見直す良いきっかけになりそうですね。
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