新たな研究で、新型コロナに感染したことがある人はそうでない人に比べて、糖尿病の発症リスクが上昇する可能性が示されました。
この研究は、カナダのブリティッシュコロンビア大学とブリティッシュコロンビア州疾病対策センターによっておこなわれ、その研究結果は「JAMA Network Open」と呼ばれるオンラインの学術誌に掲載されています。
今回、研究グループはカナダのブリティッシュコロンビア州で実施された、大規模研究の参加者を対象に調査を実施。対象者の概要は以下のとおりです。
また、研究グループは新型コロナに罹患した人の中で、糖尿病を新たに発症した人がどれくらいいるのかを確かめるために、約半年~1年の追跡調査をおこないました。
研究グループが対象者の医療データを解析した結果、新型コロナに感染したことがある人は感染したことがない人に比べて、糖尿病の発症リスクが17%上昇したことが判明。また、新型コロナに感染したことがある男性は女性よりも糖尿病の発症リスクが22%高いこともわかりました。
さらに、新型コロナが重症化し、入院や集中治療室の使用にまで至った人は、そうでない人よりも糖尿病の発症リスクが大きく上昇したことも明らかになりました。
以上の結果について、研究グループは「新型コロナ感染症を経験した男性が、女性よりも糖尿病の発症リスクが高いことがわかった。男性は女性よりも長期にわたって体を防御する抗体の血中濃度が低いなど、性別によって異なる免疫システムが影響している可能性がある」と指摘しました。
もちろん、新型コロナを経験したからと言って必ずしも糖尿病になるわけではありません。糖尿病は生活習慣の改善によって十分予防できる疾患です。健康で長く生きていくためにも、一度、運動習慣や食事の内容などを見直してみると良いかもしれませんね。
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