岡山県総社市で、75歳以上の高齢者を対象にした講習会が開催されました。
高齢者をターゲットにした犯罪が増加しているなか、防犯対策を徹底してもらうことで事故を防ぐねらいです。
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今回、総社市で開かれた講習会には75歳以上の地域住民16人が参加。総社警察署の生活安全課に所属する署員が講師となり、高齢者が被害を受けた犯罪事例とその対策について講義をおこないました。
講師を務めた署員によると、犯罪の被害に遭わないためには以下のような対策が有効だそうです。
警察は「現在、高齢者に対する凶悪犯罪が増えている。防犯対策に取り組んでもらって、被害に遭わないようにしてほしい」と注意を呼びかけています。
警察によると、全国で起きた全体の犯罪件数のうち、65歳以上の高齢者が被害者となった犯罪が年々、増加傾向にあると言います。
警察の調査では、2000年時点で8%前後だった高齢者の被害割合が、2019年には約12%と大きく上昇していることが明らかになりました。
犯罪の種類別にみると、特に詐欺などの知能犯において高齢者の被害割合が大きく増加したことが判明。2000年では8.9%だった高齢者の被害割合が、2019年は33.9%にまで上昇したことがわかったのです。
また、暴行や傷害などの粗暴犯に遭う高齢者の割合も増加。2019年では9.8%と、2000年の2.8%と比べて7ポイントも増加したことがわかりました。
警察によると、高齢者をターゲットにした詐欺は固定電話を介しておこなわれることが多いため、録音機能などを活用することが有効だと言います。
最近では自動で警告メッセージが流れたり、音声を録音したりする迷惑電話防止機能付きの電話も販売されているので、購入を検討してみても良いかもしれませんね。
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