高齢者を取り巻く環境では、さまざまな問題が起きているのは多くの方がご存じのことでしょう。
そんな多くの問題の根っこにある”孤独”という課題を解決するために、一般社団法人コレカラ・サポートが作成したのが「超高齢社会体験ゲーム コミュニティコーピング」です。
このゲームでは、当事者にならないとわからない多様な問題を疑似体験できます。それによって、実生活で似た場面に直面したときに「これってゲームと同じ状況かも?」と手を差し伸べられるようになるかもしれません。
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「コミュニティコーピング」でプレイヤーは、住民カードに書かれているいろんな悩みを解決していきます。
しかし、住民カードの表面に書いてある悩みが、その住民が本当に解決したいこととは限りません。本当の悩みを住民から引き出し、他のプレイヤーと連携しながらその悩みを解決に導いていくのがポイントです。
悩みには「健康」「人間関係」「お金」などのタイプがあります。また問題を解決するためには専門家カードが必要。「弁護士」「司法書士」「薬剤師」などの専門家がカードになっており、専門家カードにも住民カードと同じようにタイプがあります。
そして、悩みのタイプにあった専門家カードでないと、問題は解決できません。住民カードと専門家カードを上手く組み合わせられず、問題解決できていない住民カードが溜まってしまうとゲームオーバーです。
ちなみに住民カードに書いてある悩みは、コレカラ・サポートが解決してきた実際の事例。「障がいを持つ息子がいるが、私が高齢になったら頼れる人がいない」など、どういった背景で問題が起きているのかがカードに書かれています。そのため、普段は身近でない問題でも、イメージしやすくなっているのです。
超高齢社会の根っこにある”孤独”。これは、孤独死や認知症、ひきこもり、貧困などさまざまな問題を引き起こします。しかしこれらの問題は、当事者が孤立しているからこそ目に見えず、表面化していないことが多いのです。
それを踏まえて、この「コミュニティコーピング」では、実際にゲームで解決方法を考えて、自分事として考えられるようになっています。
”超高齢社会”という大きく漠然とした問題を、ゲームで学ぶのもひとつの手かもしれませんね。
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