昨年12月から新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種が開始されました。対象となるのは、2回目の接種をしてから一定期間が経っている医療従事者や高齢者などですが、その対象者のワクチン接種が想定通りに進んでいないようです。
デジタル庁のワクチン接種記録システムによると、3回目の接種が終わっているのは1月26日時点でおよそ315万人。政府が今月末までの接種目標としていた1470万人の20%ほどにとどまっています。
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新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種が開始されてから、約2ヵ月が経とうとしていますが、接種が想定通りに進んでいません。
もともと接種対象となっていたのは、2回目の接種から8ヵ月以上経った、医療従事者や高齢者施設職員や65歳以上の高齢者でした。しかし、変異株のオミクロン株の拡大を受けて、その時期を1~2ヵ月早めたことで、各自治体の対応が間に合っていないようです。
26日時点で高齢者の3回目の接種が完了しているのは、約100万人。昨年12月~今年1月に接種対象となる高齢者は約650万人なので、対象の約15%しか完了していないことがわかります。
このように高齢者のワクチン接種が進んでいないのは、接種時期を前倒ししたことが影響している様子。接種会場やスタッフの手配などに準備がかかり、接種を開始したのが今年1月に入ってからの自治体が多かったのです。
この接種開始時期については、厚生労働省が全国の自治体に調査をおこなっています。14日時点では、介護施設に入居している高齢者の接種を、12月から始めた自治体は約10%、1月から始めたのは約70%でした。
さらに、入居者への意思確認にも時間がかかっているそうです。
施設職員から入居者一人ひとりに接種の意思確認をしていますが、認知症のため意志確認ができなかったり、家族とすぐに連絡がつかないのが実情。接種時期が前倒しになったことで、意思確認を早めなければいけませんが、大規模施設では業務負担が大きいようです。
政府により、3回目のワクチン接種を前倒しするように要請がありましたが、そう簡単に対応できない現実があるようです。
また、医療従事者や介護施設職員は、副反応の心配から接種を控えている場合も。濃厚接触者となった職員が自宅待機となるケースが増え、ただでさえ人手が足りていない現場で、さらにワクチンの副反応で欠勤者が出ると、業務が回らなくなります。そのため、今すぐには接種に踏み切れないのだそうです。
これらのさまざまな問題は、自治体や施設だけではどうにもならない状況です。政府として明確な手を打ってほしいですね。
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