糖尿病の治療をしている人、特にインスリンの自己注射をしている人は「今日は注射したっけ?」「病院に行くのに、自己管理ノートを忘れた」という経験がある人もいるかもしれません。
この問題を解決するために、インスリン製剤などを製造しているノボ ノルディスクファーマ社がスマートインスリンペンを発売しました。
これを使うといつも通りインスリン注射をするだけで、投与の記録が自動で登録されるそうです。
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今月1日、ノボ ノルディスクファーマ社がスマートインスリンペンの販売を開始しました。
これは、従来のインスリンペンと同じようにインスリン投与をすることで、自動で投薬記録が登録されます。
これまでも、インスリン投与の記録を登録するアプリはありました。しかし、記録を手入力でおこなわなければいけないので、登録忘れが起こることもありました。
対してこのインスリンペンは、注入ボタンを押した履歴を800回分も本体に自動記録します。それを連携するアプリに送信することで、アプリ内で投与記録を管理できます。
加えて、このインスリンペン本体に、「最後に投与してから何時間経っているか」「最後の投与では何単位投与したか」を表示。日常の体調管理にも役立ちます。
同社がこのようなインスリンペンを開発した理由は、糖尿病治療には一人ひとりに合わせた医療を提供する必要があるためだそう。患者のライフサイクルに合わせた投与管理を正確におこなうことで医師がより充実した治療を提供でき、医療の質の向上につながると同社は伝えています。
今回のように、自動で投与記録を登録できるツールが広まれば、患者の手間が減るだけでなく多くの情報を確実に医師に伝えられるようになるでしょう。それによって、診察の効率化や的確なアドバイスを受けられるようにもなるかもしれませんね。
また今後、多くの患者のデータが収集されれば、新薬や医療機器の開発にもつながるかも。このようなデジタルツールの普及は、短期的にも長期的にもメリットがあると言えそうですね。
ただ、このインスリンペンに関して、どれくらいの価格で患者が利用できるのかは公開されていません。従来のものと比較して費用が大幅に増える可能性があるのが懸念点。また、多くの医療機関で取り扱われるかもわからないので、気長に待つ必要がありそうです。
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