認知症の高齢者が作るお惣菜が人気の「めじろぢゃ屋」が昨年11月にオープンしました。
このお店の店長は、近くにある介護施設の「新栄ひばり」の施設長の生嶋さん。接客するのも具材を切るのも、その施設の利用者です。
生嶋さんは以前から惣菜店を開くことが夢だったそう。そこで空き店舗を活用して、施設の利用者と一緒に運営する惣菜店をオープンしました。
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めじろぢゃ屋があるのは、宮崎県宮崎市。マンションの1階を利用して営業しています。
この場所は、もともとはレストランだったそう。そこで「持ち主が地域に貢献する使い方をしてくれる人を探している」という話を聞いて、生嶋さんが手を挙げたそうです。
というのも、生嶋さんが施設長をしている新栄ひばりの利用者は全員が認知症。テレビを見ながら座っている時間が長く、「もっと有意義に過ごしてもらえる方法がないか」と以前から頭を悩ませていたそうです。
そこで、マンションの持ち主から話を持ち掛けられて、以前から夢だったという惣菜店を開くことにした生嶋さん。施設では利用者に惣菜の具材を切ってもらい、お店では接客を担当してくれる利用者もいます。
めじろぢゃ屋の仕事を始めてから、利用者にも変化が出ているそう。家族からは「以前は無表情で後ろ向きだったが、最近は表情が明るくなり前向きな言葉を話すようになった」という声もあるようです。
現在はコロナ禍のため利用者による接客は中止していますが、状況が落ち着けば再開させるとのこと。コロナが収束すれば、施設の利用者だけでなく地元の人が集う”地域サロンの総菜店”を目指して、さまざまな活動をしていきたいそうです。
「施設の利用者が活躍する場所」として開店しためじろぢゃ屋。「認知症の人が働いている」という特徴のあるお店ですが、だからといって惣菜に力を入れていないわけではありません。
1パック120円の惣菜は、日替わりで「甘辛チキン」「オムレツ」「アジのムニエル」など12~13種類の手づくりのメニューが並びます。
地域として高齢者が増えていることも考えて、1人暮らしの高齢者が食べやすい少量のパック売り。いろんな種類の惣菜を少しずつ食べられるようになっているのがうれしいですね。
惣菜店が好評な一方で、お店と施設を両立する職員としては、負担が増えて両立が大変かもしれません。だからこそ、開店までこぎつけたのが驚きですよね。
認知症の人に危ないからといって何もさせないのではなく、できることで活躍してできるめじろぢゃ屋のような環境が増えていくと良いですね。
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