昨年10月に開催予定だった「松江水燈路(まつえすいとうろ)」が感染拡大の影響で中止。松江工業高校の学生たちが作成した行燈も屋外展示されるはずでしたが、それも中止になってしまいました。
そこで、「入居者の楽しみになれば」と、松江市内にある特別養護老人ホームに行燈を貸し出すことに。コロナ禍で人との交流が減っていますが、行燈を通して学生たちと入居者の交流がおこなわれています。
島根県松江市にある松江城の秋の風物詩と言えば、松江水燈路。松江城の周辺をライトアップする光のイベントです。
しかし、新型コロナウイルスが拡大した2020年から2年連続でイベントが中止。2021年は動画での公開のみとなっています。
そのため、松江市内にある松江工業高校定時制課程の生徒たちが手作りした行燈もイベントでお披露目がされませんでした。
そこで「作品の公開の場になれば」と、近くにある特養「厚生センター八雲」に行燈12基を貸し出しをしました。
行燈を貸し出すのは今回で2回目だそう。同じく中止になった2020年にも同施設に貸し出しをおこなっています。
今回は、教員も協力して行燈を照らすLEDライトにタイマーをセットして光が点滅するという工業高校らしい工夫も加えています。
さらに、松江の夜明かり文化を広める活動をしている市民団体の「松江ヨアカリ」の行燈4基も今回は一緒に貸し出したそうです。
厚生センター八雲の施設長は「感染拡大の影響で家族と面会ができず、さみしい思いをしている。行燈の光で生活にうるおいを感じてほしい」と話しています。
コロナ禍でさまざまなイベントが中止になったり、介護施設では家族との面会ができなくなったりと、多くの人がこれまで当たり前だった交流ができなくなっています。
そんな状況ですが、今回のように地域の中でつながる取り組みがあると心が温かくなりますね。
この取り組みはイベントの中止を受けて「作品を鑑賞してもらえる機会をつくれないか」と学校側が施設に提案したのが始まりだったそうです。
そして、施設に展示された行燈を見て「きれい!」「誰が作ったの?」と入居者も楽しんでいるとのこと。コロナ禍でイベントが中止になっても、心温まる地域の交流がおこなわれています。
今後、コロナ禍が収束してもこうした交流が続くと良いですね。
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。