東京都が今月21日から、高齢者の家庭内感染を防ぐために宿泊施設を利用する際の支援を開始しました。
この事業は65歳以上で同居人がいる高齢者が対象。6泊7日の宿泊プランで1泊あたり5000円の助成金が出ます。
この事業に参加している292件の宿泊施設に泊まる際に、助成金を割り引かれた金額で利用できるとのことです。
今月21日から、東京都は高齢者の家庭内での感染を防ぐために、宿泊支援事業を開始しました。
この事業の対象となるのは、65歳以上の高齢者で同居家族がいる人。同居家族のうち1名は今回の支援事業を利用しないことが条件とされています。介助が必要な人の場合は、1名まで利用可能とのことです。
今回の事業は家庭内感染を防ぐ目的のため、6泊7日の宿泊プランが対象。もし、この期間の途中で利用を中止する場合は、宿泊施設の正規料金にもとづいたキャンセル料が発生します。
助成費用は、1人1泊あたり6000~2万円以下の宿泊プランについて5000円。事業に参加している宿泊施設では、すでに助成金分を割り引いた金額で対象プランを提示しています。そのため、後から利用者に利用費が返金されることはないようです。
ちなみに、この事業に参加している宿泊施設では、すでに対象プランを発表しています。
例えば、「東急ステイ 青山プレミア」では、6泊7日で通常では5万2800円のところを、2万2800円で利用可能。「MIMARU東京 新宿WEST」では、通常9万円のところを6万円で宿泊できるなど、普段よりもずっと利用しやすい価格です。
ただ、チェックインまでにPCR検査などで陰性であることの確認が必要。また不要不急の外出もできず毎日の検温も必要なので、観光目的での利用はできません。
東京都が高齢者を家庭内感染から守るための支援事業を開始しました。
この事業について「家族が通勤や通学などで外出せざるを得ない方などに、ぜひご活用いただきたい」と東京都の担当者は話していますが、この事業がどの程度の感染拡大の効果があるのか、疑問視する声もあがっています。
なぜなら、通勤などで毎日外出する家族がいる家庭で、1週間離れるだけで家庭内感染を防げるとはとても思えないためです。
またこの支援事業は、高齢者本人が濃厚接触者になると利用できません。そのため宿泊できるのは、「濃厚接触をしていない元気な高齢者」に限定されています。
つまり「高齢者限定Go To トラベル」とも言えるような内容です。
「高齢者を家庭内感染から守るため」というより「ホテル業界を振興させるため」と捉えられてもしょうがない内容かもしれません。
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