厚生労働省が、2020年度の「介護サービス施設・事業所調査の概況」を公表しました。
それによると、「訪問看護ステーション」や「定期巡回型訪問介護看護」などの事業所数が前年よりも増加しているようです。
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厚生省が、2020年度の「介護サービス施設・事業所調査の概況」を公表。これは、全国の介護サービスの提供体制などを把握することで、提供体制の基盤整備をおこなうことが目的です。
そのため、訪問介護などの居宅サービスやグループホームなどの地域密着型サービスなど、サービスの種別に関わらず、さまざまな介護サービス事業所の数や利用率などの調査をおこなっています。
調査結果によると、2019年度から2020年度にかけて事業所数の増加が顕著だったのは、「訪問看護ステーション(7%増)」「定期巡回・随時対応型訪問介護看護(7.7%増)」でした。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは、短時間のサービスを1日に複数回おこなうもの。決められた時間に訪問サービスを提供するタイプや、「ケアコール」でスタッフを呼び出してサービスをおこなうタイプにわかれます。
こうした事業所が増えた背景としては、政府による地域包括ケアの推進があるようです。
現在、厚生省は2025年を目途に高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けられる地域包括ケアシステムの整備を推進しています。
つまり「自宅で最期を迎えられるようなサービス体制にしていく」方針です。
そのため、医療依存度の高い患者や高齢者が在宅で暮らすケースが増え、在宅看護のニーズも増えたというわけです。
厚生省の調査によると、「訪問看護ステーション」「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」といった介護度や医療依存度の高い人向けのサービス事業所の増加が顕著です。
しかし、同じように介護度の高い人向けの施設である「特別養護老人ホーム」の増加率は前年と比べて0.9%の増加。そこまで大きくないようです。
これらのことから、特養の数が足りていないために在宅介護を選んでいる人が増えているということもありえそうです。
在宅介護・施設入居のどちらを選ぶにしても、介護する人の負担を減らすためには介護サービスの利用は必須。安心して高齢者が最期まで暮らせるように、多様なサービスの充実が必要なのかもしれません。
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