今月22日、大阪府が大阪市淀川区のホテルに開設した新型コロナウイルス患者の臨時医療施設を高齢者向けに特化して運用することを公表しました。
加えて、2ヵ所の宿泊療養施設も高齢者に限定して受け入れ始めるとのこと。合わせて600床を高齢者用に確保しています。
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大阪府は今月22日に、新型コロナ患者の臨時医療施設と宿泊療養施設を65歳以上の高齢者専用の施設として運用することを発表しました。
今月17日から運用開始している大阪市淀川区の「スマイルホテル新大阪」は、22日から高齢者専用の施設となります。
このホテルでは、歩行介助などの一定の介助が必要な人を受け入れるそうですが、寝たきりなどの重介護度の患者の受け入れはできないとのことです。
また2ヵ所の宿泊療養施設も、高齢者専用として近日中に稼働させる予定。こちらの施設は、自立して生活できる軽症の高齢者が対象で、中和抗体薬の投与などの治療がおこなわれます。
大阪府が新型コロナの治療用施設600床を高齢者専用にしたのは、高齢患者の急激な増加があります。
今月21日時点の大阪府の病床運用率は、軽症・中等症が約88%、重症が約70%となり、病床のひっ迫が深刻です。
加えて、入院患者の90%以上が70代以上ということもあり、高齢者専用の施設を設置することで、病床ひっ迫を緩和する狙いがあります。
なぜ高齢の患者が若い世代よりも病床をひっ迫させるかというと、治療に加えて介護も必要になるから。食事介助や排泄介助などが必要な患者の場合、その介助のために看護師の手をふさいでしまいます。
また、重症化すると入院期間が長くなる傾向があるので、ベッドを占有する期間が長くなります。
そうした理由で、高齢の患者が増えるとさらに医療をひっ迫させてしまうのです。
しかし、今回、高齢者専用になった3ヵ所の施設では、重介護度の患者は受け入れができないようです。
寝たきりで頻繫に介助が必要な高齢者こそ、高齢者専用施設で受け入れた方が医療現場にとっては助かりますが、もしかしたら介護士の確保ができなかったのかもしれません。
大阪府では「第6波」での新規感染者数は減少傾向ですが、高齢者の重症化率は「第5波」よりも高い状況。「重症化しにくい」のは若い世代だけの可能性もあるので、依然として油断できない状況なのは変わりありません。
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